ただのケアマネージャーなんで。【桃】 (ページ35)

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続ページ35

んー迷うなぁ…

『望どっちの方が気に入った？』

望「んーこっち！」

望が選んだのはペアの方。

まぁペアもあるってだけで単体でも可愛いしね。

『そうだね、似合ってるし可愛い。
　すいません、これください』

店「畏まりました、少々お待ちください」

望「いいん？
　ええ値段するでこれ」

『ここ最近お世話になりっぱなしだったから気にしないで』

望「…ほなお言葉に甘えて。
　ありがと」

そう言うと望は他のも見てくるーと行って向こうに行った。
なんか店員さんと喋ってる。

人懐っこいなぁ本当。

私は私で店員さんと話しながらラッピングをしてもらい、
支払いを済ませて望のもとに向かう。

店員さんが思ったより丁寧にラッピングしてくれて、少し待たせちゃった。

『ごめんお待たせ』

望「全然、むしろありがと！」

車に戻って望にネックレスを渡す。

『誕生日おめでと』

望「ふふ、ありがと。
　大事にする。」

『望この後飲みに行くんだよね？
　もう解散する？』

望「まだ時間あるし、もうちょっと一緒にいたいんやけど…
　だめ？」

『…その顔したらだめって言えないの
　分かってやってるでしょ』

望「うん♡」

『…まぁ私も他に予定ないからいいけど』

ｐｒｒｒ

望「あ、俺や。出ていい？」

『どうぞ』

望「ありがと。
　 …もしもし？おん、今前話した子とデート中♡
　んーん、まだ片思いやけど誕生日やから付き合ってくれてんねん♡
　めっちゃ可愛いねんで、今日だけで100枚は盗撮したもん」

出ていいとは言ったけど私の隣で話す内容ではないな。

まぁもう慣れたけど。

望「え？いいってそんなんお前らのが先約束してたし…
　 ……いやでも、Aかってそんなつもりで来てへんからあれやろしさ？
　え、無理そんなん妬く。…分かった」

はい、と携帯を渡される。

『え？』

望「なんか替わってって」