ただのケアマネージャーなんで。【桃】 (ページ32)

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カフェ到着ページ32

望の運転姿に見惚れてたのがバレた。かもしれない。

やばいやばいやはい…恥ずかしい…

ニヤニヤしてんじゃねえよ…

そんなこんなでカフェ到着。

カフェってこんな立派だっけ？
地下駐車場ついてるんですけど。

私の想像は余裕で越えてきた望は年下でも芸能人だと再確認する。

中に入ってもすごく綺麗で小洒落てて。
高級感より清潔感に溢れた店内は私好みだった。

やっぱり望はよく見てる。
こういうこと、相手に合わせるのがうまい。

モテるんだろうなぁ…
本当なんで私なんだか…もったいない…

望「何食べるー？」

『望は？』

望「俺これー」

『あ、じゃあ私こっちにしよ。
　それも悩んだから一口ちょうだい？』

望「あーんさせてくれるならいいよ♡」

ピンポーン

望「俺今日誕生日やのに…」

『あ、ごめん。つい』

望「癖で無視するんよくないと思う！！」

2人とも着飾ってきて、素敵なお店にいるのに。

口を開けばいつもと同じで。

それがなんだか嬉しくて、楽しかった。

ご飯もすごい美味しくて。

夢中で頬張っていたら

望「幸せそうに食べるなぁ、
　見てるこっちまで幸せなるわぁ」

ちょっと恥ずかしかった。