ただのケアマネージャーなんで。【桃】 (ページ21)

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守られてるなぁページ21

望、気づいてたんだ。

楽屋を出るときの私を見る目。
望が私を好きだと言った時の目。

そりゃ、モデルさんから見ればもちろん私なんて下なんだろうけど。

気分のいいものじゃなかった。

出さないようにしてたつもりだったけど、望には見抜かれたかぁ。

空気は凍てついちゃったし、芸能人として褒められる態度じゃないけど
今の私には少し、望が怒ってくれたことが嬉しかった。

亜「……」

望「A、戻ろ♡」

『…うん。お疲れ様。』

現場をあとにする。
もう亜理紗さんは望の相手役では呼ばれないだろうな…

楽屋につくと、さすがメンバー。
皆、望の変化に気づいたようで。

淳「なんや、結局キレたんか？笑」

望「あの女のA見る目見たやろ？
　我慢できる訳ないやろあんなん」

照「まぁあれは俺らも腹立ったわ(笑)」

皆気づいてくれてたんだ。
でも撮影がまだあったし我慢してくれたんだろうな。

望も、全撮影が終了してから怒ってくれたし。

『皆、ありがと』

嬉しいな。

望「～～～もう！！そんな可愛い笑顔、俺意外に見せんといて！！」

流「A、自信もってな。
　あいつより何倍も可愛いし綺麗なんやから」

『それはないけど、ありがとね。元気出た』

望「せめて俺無視するなら流星も無視して！！」