ただのケアマネージャーなんで。【桃】 (ページ16)

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収録後ページ16

あの後サンドイッチを作って現場に戻り、無事収録は終了。

お疲れ様ですの声とともに望にお姫様だっこされ

望「逃げろー！」

何から？

嵐からのブーイングと
あいつ必死やな(笑)というみんなの笑い声が聞こえる。

走りついた先は楽屋で、1番乗りで入る。

『お疲れ様。降ろして？
　サンドイッチ作ったけど食べる？』

望「食べる！でもその前に…」

優しく降ろされ首に手をまわされる。

望「俺、いい子やった？」

…そうなるよね。

『うん、すごく。いい子いい子してあげる』

望「ご褒美？」

『うん』

さすがに厳しいか？

望「やった♡」

チョロい！！

ソファに座らされ、望は隣に寝ころび私のおなかに抱き着き膝枕。

望「はぁ～～～癒される…」

『よしよし、頑張ったね望。
　収録お疲れ様。』

優しく頭を撫でると私の手にすり寄ってくる。

嬉しそうな顔しちゃって。

望「ありがと。
　 …ふふ、しあわせ。」

そんなに愛しそうに見つめないで。

何も言わず撫で続けながら微笑み返すと
私のおなかに顔を埋めて

望「…ほんま可愛い。A好き、大好き…」

幸せそうな、でもとても切なそうな望の声。

また、泣かせちゃったかな。

でも私が望のことを好きになって望の気持ちを受け入れない限り

貴方の中で正解なんてないんでしょう？

だから、ごめんね。

みんなが戻ってくるまで心の中でそう唱えながら

望のことを撫でていた。