ただのケアマネージャーなんで。【桃】 (ページ14)

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続ページ14

智「のぞ兄も好きなんだ～Aのこと」

あ…智くん。
この人意外と油断ならないって最近気づいたんだよな…

望「…も？」

智「俺もね、Aが好きなの。」

ほらね！！
言った傍から！！

くっそー！！！！！

智「だからさ」

グイッと智くんに肩を引き寄せられる。

智「のぞ兄じゃなくて、俺の事好きになってね。」

耳元に口を寄せて、でも周りにも聞こえるようにそう言われ

そして

ちゅ

頬に、柔らかい唇が押し付けられた。

望「あああああーーーーー！！！！！！」

智「ふふ、Aのほっぺやらかい。」

『2人とも黙って…』

もう疲れた。
さっさとメイク直して隅の方行こ。
注目されるの無理。

智くんの腕の中から抜け出す。

少し満足そうな智くんを一瞬睨みつける。

智「可愛い♡」

『望、メイク直すからこっちおいで』

望「…うん」

むくれている望をほったらかしてちゃちゃっと直す。

望「流星より雑やない！？」

『望のせいでしょ、時間ないの。』

望「A、俺今拗ねてんねんで」

メイク道具を片付けているとふわりと上を向かされた。

両頬に望の手が添えられている。

望「ご機嫌、とって。」