妄想ドラゴン《 洸希 》 ページ16
。
洗面台で顔を洗い 、タオルで拭いていると
ふわっと香る 、 私と同じ洗剤の匂い 。
こ 「 のの 〜 、 好きい 。 」
私を後ろからふわっと抱きしめたのは 、
同棲中の彼氏 、 洸希 。
ぴょこんとついた寝癖をそのままで 、
パジャマ姿のまま 、 とろんとした目 。
「 ん 〜 、 私もだから 、 腕ほどいて 。 」
こ 「 やだあ 。 離さないもん 。 」
… なんで今日は 、 こんなに甘えたさんなんだ ?
「 寝起きだから 、 そんな甘えたなの ? 」
そう聞くと 、 彼は少しムスッとして
こ 「 … 違う 。 」
とだけ答える 。
「 … ああ 、 思い出した 。 」
私が昨日 、 高校の同窓会に行って
酔いつぶれて帰ってきたんだ 。
.
「 んん 〜 、 洸希い 、 ただいまあ 〜 、 」
こ 「 ののっ ! 飲み過ぎ … 、
1人で帰ってきたの ?! 」
「 ひょま 、ひょまくんに送ってもらったあ ! 」
こ 「 … そいつ誰 。 どこにいんだよ 、 」
「 んんん 、 眠い … 、 洸希おやすみ 。 」
こ 「 あっ 、 のの !! 」
それで私 、 ばったり倒れたんだっけ … 。
.
ムスッとしたままの洸希と 、
鏡の中で目が合う 。
「 ごめんね ! 昨日 、 あんなに酔いつぶれて
帰ってきちゃって … 。
あと 、彪馬くんは優しさで送ってくれただけで 、
何ともな … 」
こ 「 うん 、 分かってる 。
嫌だったけど 、 よく考えたらどうでもよくて 。
最後は 、 俺はののを本気で好きなんだ
ってことしか 、 出てこなかった 。 」
壊れ物を扱うかのように 、 優しく丁寧に
私を抱きしめる彼 。
「 ふふっ 、 私も同じだけどね 。 」
こ 「 結局 、 全部好きの証 。 」
そうだね 、 全部好きだから 。
こんがり焼けたトーストにジャムの甘い匂い 。
2つ並ぶ歯ブラシにコップ 。
お揃いパジャマに程よい寝癖 。
結局最後は 、
愛してるから 。
____ ____ ____
ジ 「 洸希 〜 、 俺とも同棲しよ ? 」
こ 「 …… 、 のの 〜 、 来て 〜 。 」
「 はいはい 、 ? 」
ひ 「 んあ 、 ののが洸希の膝の上座ってる ! 」
と 「 素直に羨ましい 。 」
は 「 楽 〜 、 クマくんの写真見て 〜 ? 」
ら 「 見たい見たい ! 」
れ 「 会話が混雑しすぎ 笑 」
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美紀 - そうだよもしかして文章が短すぎて分かりにかった (2019年4月15日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - あんさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(*´ω`*)これからも頑張ります〜 (2019年3月10日 18時) (レス) id: e654750382 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!シリーズ3に移行したことですか? (2019年3月10日 18時) (レス) id: e654750382 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでと (2019年3月10日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - この作品めちゃ好きっす!更新待ってます!頑張って下さい! (2019年3月10日 4時) (レス) id: 4fc0c4f7a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ののんが | 作成日時:2019年2月9日 17時