B組 - 127 ページ27
「ちょっと強引でごめんね。来てくれてありがとう」
「んや、俺も時間確認しりゃよかったかと思ったけど、居ても立っても居られなくてよ！急でごめんな！」
「ううん！全然！嬉しい」
クスッと笑うと、切島くんも笑ってくれる。
「席交換のやつ……聞いた？」
「ん？あぁ！あれか！昨日相澤先生から聞いた！」
「そっか……あの、ごめんね。私のせいで……成績に関わってくるかもしれないのに……」
切島くんの様子を伺いながらぽつぽつと零す。
まず最初に謝らなきゃ。
切島くんは、どう思ってるのだろうか、なんて考えたら少し怖くなった。
だが、彼の反応は私の想像とはだいぶかけ離れていた。
「全然いいぜ！むしろ礼を言いてえくらいだ！B組と関わることなんてなかなかないしよ、この機会に他の人の個性とかタイプとか、じっくり見れるだろ！」
「癒平は、まぁ大丈夫だろうが、A組はいい奴ばっかだしよ、なにも心配はいらねぇぞ！」
「お互い、頑張ろうな!! 」
……いつから私の涙腺はこんなにも脆くなったのだろうか。
ブワッと涙が溢れる。
「?! お、おい、大丈夫か?! どうした?! そんなにA組が嫌か?! 安心しろ、マジでいい奴ばっかだから！」
「違くてっ……もう、切島くんかっこよすぎるぅぅ……」
「おう??! ありがとよ！」
ボロボロと溢れる涙を切島くんが人差し指ですくうように拭ってくれる。
非難されてもおかしくない、というか、むしろ非難されるのは当然のはず。
あっても「まぁ、しょうがねぇだろ！」くらいだと思ってた。
でも、彼はなんて言っただろうか。
" むしろ礼 " ？ " なにも心配はいらねぇ " ？
前々から良い人だとは思っていたけど、まさかここまでとは……！
.
文字数の関係で次にいきます！！！！！！！
[ 補足 ]
なんで切島くんだけだったかというと、
ほとんどの人が面会時間を聞けていなかったから断念したからです。
鉄哲も行こうとしましたが、拳藤ちゃんに「ばか、あんた面会時間知ってんの？」「知らねぇ！けど、それまで待つ！！」「病院の人の迷惑になるからやめろ」と止められたんです、ハイ。
一方、切島くんは爆豪くんに「爆豪も行くか？」「 んなバグなんかのために時間削られてたまるか」「パグ？Aちゃん、どっちかって言ったらポメラニアンじゃね ( たまたま通りかかった電気 ) 」「テメェぶっ殺すぞ」という感じに声をかけて断られ、一人で来たってわけです。
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怪盗黒猫 - 絵が！絵が！上手ですね！凄いです！ (2018年8月5日 18時) (
レス) id: 4410eb4403 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - いつも読んでいます！ あんだけこじらせといて物間落ちがいいです笑 これからも更新頑張ってくださぃぃぃい (2018年4月25日 23時) (レス) id: e9d2eacd49 (このIDを非表示/違反報告)
プリン★スポ隊副隊長兼信者兼かぁびぃ(駄作者)愛し隊 - 哺乳類校長先生の命の恩人wwwいいっスね。あなたが書けばとてもいい作品になりそう！ (2018年2月10日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
さくっと - すごく素敵な作品で、此れからの展開にドキドキです！！少し気になったことがありまして… 138話の大丈夫？？！てか＿＿＿のとろこで（名前） B組くんの？！と書いてあるですがA組だと思うのですが…私の理解不足だったらごめんなさい。これからも楽しみに待ってます！ (2017年12月30日 17時) (レス) id: aea0832c94 (このIDを非表示/違反報告)
誰かの裏垢(プロフ) - 桜さん» すごく嬉しいです……！ありがとうございます……!!! (2017年9月27日 21時) (レス) id: b66bb8ed30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誰かの裏垢 x他1人 | 作成日時：2017年8月22日 17時
