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「部室空いてる...先輩先入って。」
こんな時までレディーファーストとは。
私は黙って彼に従い、入り口に一番近い席に座った。
「...で、何で先帰ったの?」
いやいや、なぜ目の前でなく隣に座る。
そして、ずっとタメ口だぞ!?
いや...別にそれはどうでもいいんだけど....
黙ってる私を、
まるで、小学生を相手にしてるかのように、
こちらを向いて顔を覗き込んできた。
『いや....だってなんか、ちょっと、気まずくて...』
「何で?」
『いや、何でって...付き合ってないのにお泊りしちゃったし、酔っ払って恥ずかしいとか見せちゃったし.....チューとか....』
「え?付き合ってないの?」
....??いや、待て待て待て待て。どこでそうなった!?
『え、だって私返事してないし...!!』
「へぇ〜先輩って好きじゃない人ともチュー出来ちゃうんだ。へぇ〜」
だなんて、意地悪な顔をしてこちらを見てきた。
『松村くん...うざい。』
そういうと、松村くんは嬉しそうにニコニコしていた。この人の喜びポイントまじわけわからん。
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作者名:nonono | 作成日時:2020年1月17日 6時