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てなわけで、
そんなイライラが今でもずっと続いてる。
翔也がどうでも良さそうに
腹に抱えたポテトチップスを貪り食った。
「あ、なんだ。瀬尾さんのことか。」
「うん。
前はあいつが俺の彼女だったのに、
最近俺があいつの彼氏、
みたいな感じになってんじゃん。」
「え？何が違うの？」
「俺主体だったのが、あいつ主体に
なったってことだよ。」
「あぁー。
確かに最近瀬尾さん
モテ始めたよね。
でも、瀬尾さんって
入学式ぐらいから
結構噂になってなかったっけ？」
「マジ？」
「うん。
クラスみんな可愛い可愛いって言ってたじゃん。
瑠姫くん、ほんと自分にしか興味ないよね。」
「…。」
最初から人気あったのか…。
そんなん初めて聞いた。
てか、翔也はたまに俺を無意識的に
鋭い言葉で刺してくるよな。
「大丈夫だよ。
なんたって瑠姫くんが彼氏なんだし。」
「俺が彼氏って
知らねーヤツもいるじゃん。
あいつ、まじバカだから、
ちゃんと断るとかできねーもん。」
翔也が俺をじいっと見て黙った。
「何だよ。」
「もしかして瑠姫くん…
不安なの？」
翔也が嬉しそうにニヤリと笑った。
「は？」
「えー、
うそー？
こんな瑠姫くん見たの初めて見たー。
いつも自信満々なのにさぁー。
かわいいなぁー。」
翔也がいやらしく俺の肩をなでる。
翔也の笑顔…。
どうやったらそこまで
憎たらしい顔ができるのか。
でも、大丈夫。
俺はお前のその笑顔を
一瞬にして崩せる。
「お前…。バカにしてんの？
『お前の好きな人は岡本さんだ』って、
全校生徒にバラしてやろうか？」
「え！？
ちょ、うわ、間違えた！」
案の定、翔也はすぐに動揺した。
俺が知らないとでも思ったのかよ。
画面を見ると、
何故か翔也のパーティは
全部コイキングになっている。
「うわー！
瑠姫くんのポケモン、
全部コイキングにしようとしたら、
自分のやつ全部コイキングに
しちゃったよー。
あー、もう。
本当に止めて。
瑠姫くんならやりかねないだけど。」
「やりかねないっていうか、
やる。」
「いやいやいや、
こわい、こわい、こわい。
あぁー。
これ、戻るボタン押せないじゃん！」
翔也って、ほんと可愛い。
頭を抱えてる。
コイキング3匹で俺には
勝てないだろ。
バカ翔也。
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ののん(プロフ) - かんなさん» かんなさん、いつもありがとうございます！私もこの話が書いていて1番楽しかったので、好きになってもらえて嬉しいです！景瑚の話もめちゃくちゃ瑠姫が出る予定なので、よろしくお願いします(^^) (2021年9月15日 0時) (
レス) id: 81e0daef40 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 更新本当にびっくりでめちゃめちゃ嬉しいです！！終わってからも何回も読み返していてこの世界大好きなので続きが少しでも見れると思うと本当に嬉しいです！次の作品も楽しみにしてます！！ (2021年9月12日 18時) (レス) id: c0b1c1ec3e (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - つばささん» コメントありがとうございます！ギュンギュンして頂けて嬉しいです(^^)まだまだ未熟ですが、他のお話も読んでいただけると嬉しいですー！宜しくお願いします＼(^o^)／ (2021年7月30日 23時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - Risana.さん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、ありがとうございます！これからも心躍るドキドキするお話を書きたいです(^^)／ (2021年7月30日 23時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - 本日一気読みさせて頂きました！ほんとにキュンキュンというよりギュンギュンしながら読んでました笑笑主様のお話どれも私のどタイプでほんとに好きです！これからも他の作品楽しく読ませていただきます！ (2021年7月27日 19時) (レス) id: 0a4aeecafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののん
| 作成日時：2021年3月13日 18時
