Epilogue** ページ24
「Aは一言も話さずに
俺に身を任せてればいいから。」
「ん？」
その言い方は非常に
想像力をかき立てるんですが、
何をするつもりなんだろう…
準備室の外でガラリと扉が開く音がした。
理科実験室の扉が開いた。
『あれ？2人いない？』
木全先輩の声だ。
「あ、2人来たよ！」
私が準備室のドアの方へ向くと、
瑠姫くんが
私の頬をつかんで振り向かせ、
唇に指を添える。
「静かにしろ。」
「？」
瑠姫くんの強い眼差し。
私が顔を赤くするのと同時に
瑠姫くんが私のネクタイに手を掛け
するすると解く。
「！？」
『あ、でもAのかばんありますよ？』
実験室の方で祐実の声がする。
どんどんこちらに近づいてる気がする。
瑠姫くんが私のネクタイを指に絡め、
ブラウスの第1ボタン、第2ボタンを
プチッ、プチッと外す。
「ちょ、ちょっちょうと…」
慌てて瑠姫くんの手を制止しようと、
手を挙げると、
瑠姫くんがその手をつかむ。
「黙れって。
ひたすら前向いてろ。」
いやいやいや、
どういう状況。
怒られるから、
怒られるから、
思考と動きを停止するけど…
チョットマッテ。
『あ、準備室かな？
ドア開いてるし。』
木全先輩の声だ。
足音がどんどん大きくなっていく。
それとともに私の心臓も高鳴っていく。
瑠姫くんが私のブラウスの襟を大きく開き、
ネックレスの隣にそっとキスを落とす。
私がビクッと肩を上げる。
「ちょ…」
瑠姫くんのふっと笑う吐息が
鎖骨に触れ、思わず息が漏れる。
「静かに。」
瑠姫くんが一度私の表情を確認して
唇が首元へと上がっていく。
瑠姫くんの顔で
準備室のドアが見えない。
2人が入ってくる…。
でも今は…
瑠姫くんの言いなりになるしかない。
必死に眼の前の天井の穴の数を数えて
別のことを考えようとするけど、
だめだ。
耳元に触れる瑠姫くんの唇が
私の思考をかっさらっていく。
ギィーッと
ドアが開く。
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ののん(プロフ) - かんなさん» かんなさん、いつもありがとうございます！私もこの話が書いていて1番楽しかったので、好きになってもらえて嬉しいです！景瑚の話もめちゃくちゃ瑠姫が出る予定なので、よろしくお願いします(^^) (2021年9月15日 0時) (
レス) id: 81e0daef40 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 更新本当にびっくりでめちゃめちゃ嬉しいです！！終わってからも何回も読み返していてこの世界大好きなので続きが少しでも見れると思うと本当に嬉しいです！次の作品も楽しみにしてます！！ (2021年9月12日 18時) (レス) id: c0b1c1ec3e (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - つばささん» コメントありがとうございます！ギュンギュンして頂けて嬉しいです(^^)まだまだ未熟ですが、他のお話も読んでいただけると嬉しいですー！宜しくお願いします＼(^o^)／ (2021年7月30日 23時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - Risana.さん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、ありがとうございます！これからも心躍るドキドキするお話を書きたいです(^^)／ (2021年7月30日 23時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - 本日一気読みさせて頂きました！ほんとにキュンキュンというよりギュンギュンしながら読んでました笑笑主様のお話どれも私のどタイプでほんとに好きです！これからも他の作品楽しく読ませていただきます！ (2021年7月27日 19時) (レス) id: 0a4aeecafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののん
| 作成日時：2021年3月13日 18時
