最終審査結果と2 ページ5
急いで支度をして、新宿に向かうと、
既に東口の交番前にともが立っていた。
そして背の高い男の人がもう一人、俺の到着を待ってくれていた。
「ごめん!遅くなって。」
俺は二人の方に走りながら、手を振った。
「奨くん!急でごめん!来てくれてありがと!」
ともが俺の肩をポンッとたたいた。
「いいよ。こちらこそ誘ってくれてありがとう。あ、初めまして。與那城奨と言います。」
俺が挨拶すると、背の高い男の人は被っていたキャップをとった。
「初めまして。キムヒチョンと申します。お邪魔しちゃって、すみません。安藤くんがカッコよすぎて、ついてきちゃいました。」
ともとヒチョンさんが目を合わせてハイタッチした。
「はは!え、ていうか、日本人じゃないですよね?」
「韓国人です。」
「ええー、国籍関係なく受けれたんですね。知らなかったー。」
それにしても顔が小さくて背が高くて本当に芸能人みたいだ。
「俺も全然知らなかった!最終審査の時、びっくりして思わず声掛けちゃったんだよね。」
ともが屈託のない表情で笑った。
「知り合いになれて嬉しいです。」
ヒチョンさんが手を出した。
「僕も嬉しいです。」
俺は笑って握手をした。
最終審査の結果と共に届いた書類を読むと、8月の半ばから101人で合宿があるようだった。
101人のメンツがほぼほぼ分からない中、事前に知っている人がいるのは、かなり安心する。
「ヒチョンさんは俺の2個上だから、奨くんの1個上だよ。」
「えー大人っぽいですね。」
「そんなこと無いよ。でもありがとうごじゃいます。」
ヒチョンさんは大人っぽいけど、時折見せる笑顔や韓国語訛りの日本語がちょっと可愛く思えた。
日本の女の子たちが韓国の男の子に母性本能をくすぐられる気持ちがなんとなくわかる。
俺たちは、ともが予約してくれていたバーに向かった。
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ののん(プロフ) - oMINoさん» ありがとうございます!!悩みながら書いていたので、お褒めの言葉が胸にしみます…(TT) (2020年9月11日 21時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
oMINo(プロフ) - 最高すぎます…読んでて泣いた作品ははじめてです(T . T) (2020年9月10日 17時) (レス) id: 9e8439352b (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます!私も與那城くんの他の作品を読みたいのですが、なかなか見つからず…(;_;)ページ数も余ってるので番外編書けたらいいなと思います(^o^)豆ちゃんの方も読んでいただき、嬉しいです…! (2020年7月3日 16時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - ふみかさん» 前作から読んでいただき、ありがとうございます!無事完結できて良かったです(;_;)次回のお話も是非是非よろしくお願いいたします(^^)今日か明日ぐらいにアップ予定です! (2020年7月3日 16時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 奨くんmainのお話って結構少なくて…作って下さったののんさんホント神です!短くても良いので筋肉の再会後の大人のお付き合いも読んでみたいです^_^豆ちゃんの方もボロッボロに泣きました 笑 こんなに良い作品に出会えて幸せです(*´ω`*) (2020年7月3日 0時) (レス) id: afcfe9e2ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ののん | 作成日時:2020年6月10日 19時