噂話 ３ ページ49
「一部正解で、一部外れかな。」
「ギャッ！」
俺が話し出すと、一斉に俺の方を振り向いた。
手前の２人が『今の話、聞かれたかも…。』という蒼い表情をして目を合わせていた。
「俺の悪口は全然言ってくれて構わないんだけどさ、彼女は関係ないよね？
変な憶測で物事言わないでね。」
俺は、なるべく優しく聞こえる声で言った。
男女４人は、俺の顔を見て、血が通っていないような真っ白な顔で「すみませんでした…。」と頭を下げた。
どうやらまた俺の声と表情が一致してないようだった。
俺は急いで彼女の元に戻った。
「大丈夫？ごめん。俺のせいで変な噂されて。」
彼女はゆっくり振り向いて、
イヤホンを外した。
「え？すみません。
何とおっしゃいましたか？」
「…。あれ？いつからイヤホンしてた？」
「與那城先輩が席を外してすぐぐらいからです。」
「あ…。何だ。じゃあ良かった。」
彼女があの人たちの悪口を聞いてなくてホッとした。
じゃあ、俺のフォローも全然聞いてなかったのね。まあそこはいいか。
そうは思いつつも、
彼女の横顔はいつもより寂しそうに見えた。
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ののん(プロフ) - コメントありがとうございます!!これからも更新頑張ります^^ (2020年4月21日 23時) (
レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 大好きです！これからも更新楽しみにしてます(^^) (2020年4月20日 23時) (レス) id: f70137444b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののん
| 作成日時：2020年4月20日 21時
