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不気味な瑠姫と駅で分かれ、
家に着いた。
全力で部活をやった後、
ホカホカの晩ごはんを食べて、
その後に学校の予習復習するのは結構キツイ。
『giraffe』でプレーしていた時と比べれば
まだマシなのかも知れないけど
高校は高校で勉強の方が大変だ。
眠気にやられる…
早く終わらせて寝よ。
でも、私のベッドは
奴に占領されている。
何故か私のベッドで
ゴロゴロしている景瑚。
「ね、何でここにいるの？」
「ん？おかまいなく〜」
お構いなくって…
ここ私の部屋で、
景瑚が寝転んでるのは
私のベッドなんですけど。
「気が散るんだけど。」
「俺も勉強してるんだって。」
「私、景瑚が勉強してるとこなんて
一度も見たことないよ。」
「だよねー。」
景瑚が勉強しているところなんて
本当に見たことない。
運動神経が抜群な分、
頭脳はさっぱり何処かへ
置き去りにされてしまったに違いない。
今も忙しそうにタカタカLINEの返事を
返している。
「で、何か用事じゃないの？」
「あ、そう！」
景瑚が思い出したようにムクッ起き上がり、
ベッドの端、私の真横に座り直す。
「A、今日告られたの？」
「え、誰に聞いたのそれ。」
「るっくん。
Aが壁ドンされてたって。」
「はあ？」
あの部室での一件か…
何をどう話したら、リンチが告白になるんだ。
今になって、
帰りの電車での瑠姫のニヤニヤ顔の意味がわかった。
「ったく、瑠姫の言葉なんて
本気にしちゃダメだよ。
あいつは詐欺師かペテン師なんだから。」
「ちゃんとことわったんでしょ？」
「断ったっていうか、告白じゃないし。」
「え！じゃあ、何？」
「女の先輩に囲まれただけだよ。
瑠姫との関係をきかれて。
瑠姫のこと好きなんだってさ。」
「はぁ？
何それ。ぜんぜん話がちがうじゃん！」
「だから、それが瑠姫なんだって。」
「もぉ〜、何だよ。
びびったじゃん。
Aに言いよるとかマジでありえん。」
「は！？
失礼すぎない！？」
「違うって。
俺がいながら、
Aに近づくとかありえんってこと。
俺、Aにカレシできたら、
マジ生きていけないもん。」
なんだ…
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緑(プロフ) - ののんさん» そうだたんですか！尚更読めて嬉しいです☺️ (2021年9月27日 8時) (
レス) id: 70fd815c99 (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - 緑さん» コメントありがとうございます☺️前作も読んで頂き嬉しいです✨実は景瑚の話は書くか迷ってたのですが、こうやって待っていて下さった方がいると思うとほんと励みになります😊😊😊 (2021年9月27日 0時) (レス) id: 81e0daef40 (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - 12時過ぎても帰らない好きすぎて何回も読み返していた作品でゴリ美先輩と景瑚くんのカップルのお話読みたいなぁと密かに思っていた所にまさか出ていたとは！！更新楽しみに待ってます☺️ (2021年9月22日 23時) (レス) @page17 id: 70fd815c99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののん
| 作成日時：2021年9月12日 14時
