260話 相「合理的に選べ」 ページ21
相「どうした、もう終わりか」
緑「っ...」
つまらなそうな声に反論も出来ぬほど、イズクたちの体力は底をつき、もう立ち上がることでさえできそうにない。
特にラクネが勇者であることから、アイザワに狙われて一番体力の消耗が酷い
相「では、さっさと終わりしよう」
アイザワは無表情にそう呟き、イズク立ちに近づいてくる。
踏み潰してしまうつもりなのだ。
アイザワが大きな足を持ち上げてもイズクたちは動かない。
だが、足を踏み下ろす直前、アイザワはふと立ち止まった。
相「そうそう、冥土の土産に教えてやるオレがオールマイトのファンだと勘違いされたままなのは嫌だからな。
...この人形は魔王の呪いで人形にされたオールマイト本人なんだよ。
だが鳥のイタズラで持っていっちまってなぁ、俺はそれを探していたというわけだ」
それを聞いたイズクの脳内に、謎の声...オールマイトの声が再び響いた。
＿＿＿＿少年！私と同じ平和を愛する心を持つ君なら、私は君と一つになれる...！
緑「オールマイト...！」
次の瞬間、イズクの体にオールマイトの途方もない力が流れ込んできた。
相「さあ今度こそ終わりだ...っ...！？」
踏みおろしたアイザワの足元から間一髪イズクが抜け出した。
他の皆はギリギリの魔力でオチャコとラクネの張ったバリアで潰されるのを回避した。
緑「終わりになんてさせない...平和な世界を守るんだ...！！」
相「なん...だと...！？」
緑「うわあああああ！！」
イズクはオールマイトの力の宿る腕で剣を振り下ろした。
相「くっ...あああ！！」
剣を受け、倒れるアイザワ。その巨体はみるみる小さくなり、元のアイザワの姿に戻っていく。
オールマイトの力は再び人形の中に戻った。
緑「あああ、オールマイト！まさかこんな姿で会えるとは思いませんでした！」
＿＿＿＿それより少年、アイザワくんの様子を見てあげて。魔王に呪われてあんなになっちゃっただけだから。
緑「あっ、そうだ！」
恐る恐るアイザワに近づくイズクたち。アイザワはパチッと目を開けた。
相「ん？なんだ、お前ら」
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名んです丸(プロフ) - dropさん» 二度もコメントありがとうございます！まだまだ頑張っていきますので、よろしくお願いします！！ (2020年6月12日 7時) (
レス) id: 8f9244b27e (このIDを非表示/違反報告)
drop - 8作目でコメをしたものです。9作目おめでとうございます！これからもずっと応援してます！ (2020年6月11日 23時) (レス) id: c807480eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名んです丸 | 作成日時：2020年6月11日 20時
