251話 登「話を選びな。」 ページ12
五人はトアル地方に向かっていたはずが、ラクネが壊れたコンパスを使って進んでいったため、いつのまにか迷子になってしまっていた。
周りは岩だらけで、今にも噴火しそうな火山のふもとだ。
緑「ラクネさん！？」
『この前までは正常だったんだけどね。あっはっはっは！』
麗「笑えへんよ...」
飯「何とかならないのか？」
麗「うーん...魔法でなんとかなるかも！
メーラメラメラメラーメン、炎の精霊よ、道を示したまえ〜」
そう言ってオチャコは持っていた杖をパッと放す。そして杖の先が示した方向を指さし言った。
麗「こっちだって！」
轟「それ魔法か？」
『そういうもんだろ。わかんないけど』
ショートとラクネが首をかしげだが、とりあえず杖の示した方向へと向かう。
すると突如、炎が行く手を塞いだ。
爆「誰だ！このカツキ様の住処に入り込んできた命知らず共は！？」
火を吐くドラゴンの上からそう威嚇してきたのは、毛皮のついたマントを裸の上半身に纏った勝気そうな少年、カツキであった。
爆「ここを通りたけりゃ俺様を倒してから行けや！」
麗「ドラゴンを従えてるなんて...あかん！引き返そう！」
『いや、大丈夫だ。任せて』
テンパってるオチャコを落ち着かせるようにラクネが言う。
腰にある剣を抜き、構えると勢いよくジャンプする。
ジャンプすると見事にドラゴンの頭上まで飛び上がる
『おらぁぁぁ！！』
緑「待ってラクネさん！！」
『はっ？ちょまっ、』
勢いよくふりかざそうとしていた剣を止めようとするもいきなり止めれる訳がなく、
ギリギリを空振りし、勢いを殺しきれず、吹っ飛んだ。
緑「もしかして...昔隣に住んでいたカッチャン！？」
爆「あぁ？...てめェ、デクか！」
緑「うわぁ、懐かしいな！おばさんたち元気？」
爆「二人でよろしくやっとるわ！クソが！」
二人はまさかの幼なじみであった
252話 キャ「サッサト話ヲ選ベヨ」→←250話 エ【さっさと話選べ】
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名んです丸(プロフ) - dropさん» 二度もコメントありがとうございます！まだまだ頑張っていきますので、よろしくお願いします！！ (2020年6月12日 7時) (
レス) id: 8f9244b27e (このIDを非表示/違反報告)
drop - 8作目でコメをしたものです。9作目おめでとうございます！これからもずっと応援してます！ (2020年6月11日 23時) (レス) id: c807480eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名んです丸 | 作成日時：2020年6月11日 20時
