°*Nights × Papillon*°

story7 ページ8

keigo side*







〜放課後〜


今日はついてない日。


ただでさえ忙しいのになんで副級長なんか任されなきゃいけないの...。

帰ろうと思って準備をして席を立つ。





貴「ねぇ。」


すると、さっきの女が話しかけてきた。
若月...Aだっけ？


貴「もう帰るの？
さっき、仕事あるって先生言ってたよ？」




聞いてねー←
一応仕事だし行かなきゃいけないけど...

あそこに遅れていくことなんてできない。





慧「あー...
わり、今日用事あるんだわ。」


貴「あ、そーなんだ...」



いや、そんな顔しないでよ。
行きにくくなるじゃん。





すると、岩橋が会話に入ってきた。

玄「若月さん、大丈夫！
二人でやろ？

萩谷くんは行きなよ。」




早く行けよって言われてる気がしてイラッとした。



みんなのアイドルくんはAちゃんに惚れてるのかな？


なら...

ちょっとからかっちゃお。



慧「ごめんね、ほんと。」


((ぽんっぽんっ))




Aちゃんの頭をぽんぽんと叩き、優しく撫でた。





ぽっと顔を赤らめるAちゃん。
岩橋を見ると、俺を睨んでるような目をしていた。


はいはい、
行けばいーんだろ。


Aちゃんの頭から手を離し、その場を去った。



学校から出て少し歩いたところに止まってた車。


？「おーい(^^)/」

車の助手席から安井謙太郎ってゆーバイト先の仲間のやつが手を振っている。




俺は安井に手を振り返し、
その車に乗り込んだ。



慧「久しぶり、あんな純粋な子。」



そう、ぽつりと呟き
メガネを外した。

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