出会いは突然に~Sho Aoyagi~2

84.薬 ページ36

翔side

昨日寒暖差アレルギーと診断されたあなたに

今日から薬を飲ませなきゃいけない

『よし、お粥半分食べれたな！
それじゃ薬のm…』

あなた『イヤ！』

『飲まないと治んないぞ？』

あなた『にがい、やだ！』

『飲まないとまたみんなに会えないぞ？
熱も下がんねーぞ？』

あなた『あいたいけどいや！』

(なんだろうか……全部ひらがなに聞こえるのは…)

あなた『やだぁー🥺(必殺うるうる目で上目遣い)』

(ダメだ負けるなオレ……
青柳翔頑張れ………………………………)

あなた『ニガいニガいやだ🥺♡』(ハートも付けてみた)

…………ダメだ目を見るなオレ

『ダメ！飲む！』

あ、いいこと考えた

オレはスマホを取り電話をするフリした

『あ、もしもしHIROさんお疲れ様です
あーはい、大丈夫です
あ、あなたが昨日から熱出てて
なのに薬飲んでくれないんすよ……
どうしたらいいですかね』

必殺HIROさんにチクる作戦

あなた『わかった！飲むから……』

っし！青柳翔勝った！←

『はい、飲んで』

あなた(;`ω´)ｺﾞｸﾘ

『はい、よく出来ました！』

そう言いながら頭を撫でた

あなた『HIROさんに言うのはずるいから……』

『言ってねーよ？』

あなた『は？』

『あれ、演技
オレ人気俳優！(  ･᷄֊･᷅ )ﾄﾞﾔｧ』

あなた『はじめて翔にむちゃくちゃムカついた』

『俳優ナメるなよ！笑』

小学生みたいなことをしながら何とか飲ませて

オレの家での仕事は終わった

『ほら、隣にいてあげるからもう寝な？』

あなた『寝る…』

片手で手を握りながらもう片方の手で頭を撫でると

3分もしないで眠ったあなた

『はやく良くなれよ』

キスをおでこに落としオレも眠りについていた

翔side〜完〜

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