出会いは突然に~Sho Aoyagi~2

69.悪夢 ページ21

ヒロインside

夜中に目を覚まし時計を見るとam4:00前だった

(はぁ……やな夢みたな)

ざっくり言うと

突然命がけのゲームに参加することになり

高いところを登りきって目的に着かないと

次に進めなくて

一番難所の場所で私含め8人いたけど

そのうちの5人が自分たちがいる高いところから

落ちて亡くなったり自ら落ちたりする夢

メンバーは覚えてないけど

幸いなことに翔さんはいなかった

(夢に出てきて翔さんまであの場所で死んでたら最悪だったな)

隣を見るとぐっすり寝てる翔さんがいた

(良かった……)

翔さんの頭を数回撫でると目を覚ました

『あ、起こしちゃった？』

翔『んー……いや、、今何時？』

『まだ4時前』

翔『んー……(あくびをする)
嫌な夢でも見たか？』

『え、なんで』

翔『嫌な夢でも見た時絶対オレの髪撫でるだろ？
だから』

『そうかな？』

翔『ああ、』

安心するからしてたけど

悪夢見た時以外もやってると思ってた

翔『どんな夢？』

私はざっくりさっきみたいに説明した

翔『今際の国のアリスに出てきそうだな笑』

『たしかに……
翔は運動神経いいからすぐクリアしそう』

翔『そうかな？』

『参加してほしくないけどね
演技だとしても』

翔『大丈夫、ずっと隣いるから』

『うん』

でもね、夢占いだと人が死んじゃう夢って

再生、成功、幸運などを意味する吉夢

なんだって！

だから、きっと大丈夫

そう信じて、私は翔さんに抱きしめられながら

再び眠りについた

ヒロインside〜完〜

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