出会いは突然に~Sho Aoyagi~2

51.違う ページ3

翔side

オレにひとつのLINEが来た

マネ撮られた。今すぐ社長室に来て


撮られた？

誰と？

オレはわけが分からずとりあえず急いで社長室に入った


H『さっきぶりだな』

呑気にそんなことを言うHIROさん

『撮られたってなんですか？』

雑誌を渡された

その一面には

【青柳翔 一般人彼女と破局か

新しい彼女は大人気女優A】

『は？』

なんだよこれ

H『ウソだよな？』

『ウソに決まってんじゃないっすか！
オレがこんなことするわけないです！！』

ヒートアップしたオレをマネージャーが

止めたがオレは意味が分からず

頭が混乱した

H『おそらく金か名前でだろうな』

『どういう意味ですか』

H『人気の俳優と一緒にいるところを
仲間のカメラマンに撮らせて
それを著名で送って載せる

最近売れてない女優がよくやるらしい』

確かに言われてみればこの女優も正直一つだけしか

作品はヒットしてない

『これ…
表に出るんすか？』

H『いや、今から否定文をFAXで送る
ただ出るかどうかはあっちの事務所次第かもな』

マネ『どういうことですか？』

H『あっちの事務所はなんでも金で解決させるらしくて
こっちがいくら言っても
あっちが金を出して載せろと言ったらきっと載るだろうし』

『指くわえて見てるだけって事ですか？』

H『そういうことになる
やれることは全てやるが…』

マネ『とりあえず、お前はもう帰れ』

『え』

マネ『彼女さんのそばに居ろ
明日オフにするから
テレビに流れることも考えてずっとそばに居ろ

ここは俺とHIROさんが何とかするから』

『わかりました』

言われたとおり家に帰った






『ただいまー……

あなた？』

あなた『あ、おかえりなさい』

『どうした？』

あなた『嘘だったんだね…
愛してるって言ったの』

『は？
何言ってんの』

あなた『これ』

突然スマホを渡され見るとインスタのDMからメッセージが来てた

「もう私のモノだから
さっさと消えてくれない？
翔は、あんたみたいな女より私の方が好きだって
抱くのも断然私の方がいいみたい
あんたは翔のお荷物なの


今すぐ翔の前から消えて


言うこと聞かないと翔がどうなるかしらね？」










ふざけんなよ

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