出会いは突然に~Sho Aoyagi~ (ページ35)

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34.会いたかったページ35

翔side

いつもみたいに夜電話してたら突然

あなた『会いたいです』

なんて言うから急いで支度して家を出た

教えてもらった住所までタクシーで行くと

目の前に東京1高級で事務所メンバーも住むの憧れるくらい

高いと言われてるマンションが見えた

(ここに住んだら幸せだろうな…)

オジサン『お客さん、着いたよ』

…え

『…え、ここ？！』

オジサン『住所からしてここみたいだよ
料金～です』

『あ、カードで』

オジサン『毎度〜
忘れ物しないようにね』

俺はタクシーを降りて目の前に建つマンションを

首が取れるんじゃないかってくらい顔を上まで上げて見た

(ホントにここ？あなたの住んでるのって……)

怖くなり電話をかけた

あなた『もしもし！着きましたか？』

『……着いたは着いたんだけど。ここなのか？』

あなた『下行くんで待っててください』

数分後目の前には寝巻き姿のあなたが来た

(ホントに…こんな高級マンションに)

あなた『お待たせしました！(*^^*)』

『いや、凄いな…ここに住んでんの？』

あなた『亡くなった両親が2人で買ったやつなんです
売り払うの勿体なくて独り占めしてます笑』

あーなるほど

20歳の女の子がここ買うなんて

宝くじでも当たらないと無理なくらいだよな…

あなた『…行きますか？』

『あーごめんごめん。お邪魔します』

あなた『こっちです』

何個セキュリティあるんだよってくらいの

セキュリティを通り抜けやっと着いたと思ったら……

『最上階！！？？』

あなた『夜景大好き人間の両親だったんで笑』

スカイツリーとか東京タワーよりいい景色見れそうなくらい

めちゃくちゃ高い💦(ちょっと怖い)

あなた『お待たせしましたーどうぞー』

…玄関から広すぎだろ

時々いるだろ？玄関広すぎて玄関だけで人ひとり住める

家に住んでる人…それ

『お、この子が例の？』

あなた『チワプーのショコラです』

『こんばんは😊』

あなた『珍しくそんなに吠えてない…！』

『好かれた？』

あなた『たぶん』

ワンコにも好かれてあなたにもめちゃくちゃ愛されて

幸せ者だな俺は笑笑

あなた『リビングです！』