17.お互いの気持ち ページ18
秋山side
彼女を無事にHIROさんの元へ連れてきた
『お待たせしました』
あなた『失礼します……』
翔『あなたさん……』
H『初めまして
橘 あなたさんで合ってるかな?』
あなた『はい、そうです』
H『今回の件で青柳と3人で話し合いたいんだが…
大丈夫?』
あなた『はい、大丈夫です』
H『ありがとう
秋山はリーダーだから一応聞いておいてほしい』
『分かりました』
アメコに行く経緯や
はじめて会った時のこと
何回か会っていたこと
今までのことが2人の口から話されていた
HIROさんは、静かに2人の話に耳を傾けていた
H『うん、ありがとう2人とも
あなたさん』
あなた『はい』
H『彼は、芸能人で君もファンだから
どれくらいの人気度か知ってると思う
君が思ってるより何倍もこの業界は厳しくてね
生き残るためにみんな必死に歯を食いしばって
頑張ってる
青柳もそのうちのひとりだ
そんな人を君は側で支えていける自信はあるか?
手を離さずずっと応援しながら
辛い時も悲しい時も嬉しいときも楽しい時も
どんな事があっても支えていける自信はあるか?』
あなた『あります』
H『青柳』
翔『はい』
H『彼女は一般人だ
オレらとは住む世界も違う
気をつけなきゃいけないことがこれから
青柳と一緒にいるとたくさん増える
それは、彼女に迷惑をかけることでもあるし
負担だってかかる
ストレスになるかもしれない
それでも毎日彼女を安心させてあげて
幸せにしてあげられるか?』
翔『はい』
H『よしっ、もうオレからは何も言わない
2人であとはここで話し合うといい
青柳、、気持ちはしっかり伝えないと後悔するぞ
俺からのアドバイスはこれだけだ』
そう言うとHIROさんは部屋を出た
部屋にはあなたさんと青柳と俺の3人だけ
翔『秋山さん』
『なんだ?』
翔『オレ、俳優業も彼女を守る仕事も両方頑張るから
許してくれますか?』
しっかり俺の目を見ている青柳の顔は
覚悟が決まったように見えた。
こんな男らしい姿を見せてくれたのははじめて。
彼女が引き出したんだろう。
『ああ、いいよ
青柳のやりたいようにするといい』
そう言って俺も部屋から出た
『!HIROさん』
H『あの二人なら大丈夫だろ笑』
『ありがとうございます┏○』
オレはリーダーとして、
2人を応援してるひとりとして
HIROさんに頭を下げた
秋山side〜完〜
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作者名:辛ラーメン | 作成日時:2022年9月21日 19時