9.知りたいです。あなたのこと ページ10
翔side
外で缶コーヒーを飲みながら仕事が終わるのを待っていた
(俺…何やってんだろ…
相手は一般人だぞ?
言われた通りバレたら不味い…
俺はともかく彼女に迷惑かかるし。
だけど……)
あなた『すみません💦お待たせしました』
『いえ、全然!
行きましょうか』
あなた『はい!』
『あのお店で働いて長いんですか?』
あなた『1年ちょっとですかね…?
…うん、そうですね』
『秋山さんが言ってました
俺が初めて店行った時
「元気で明るい子がいる」って』
あなた『え!?そうなんですか
なんか、恥ずかしいです笑』
『もし…大丈夫だったら
年齢聞いてもいいですか?』
あなた『先月20歳になりました』
『若いですね!
先月ってことは…8月?』
あなた『16日です』
『8月16日ですね
覚えておきます』
あなた『いや、大丈夫ですよ!忘れても笑』
『いや、俺が忘れたくない』
あなた『そうですか…?』
(あ……)
前から来た自転車を避けるようにあなたの手を取り端に退ける
(危なかった…)
『大丈夫ですか?』
あなた『え、あ、はい!
ありがとうございます』
『あ、ごめんなさい💦手…』
あなた『いやいや!助かりました
あ、私あの駅からなので!
ありがとうございます!
送って頂いて』
『いや、全然
またお店行きますね!』
あなた『(*^^*)はい!お待ちしてます!』
『それじゃ…おやすみなさい』
あなた『おやすみなさい』
見えなくなるまで待ってようと
あなたさんの背中を見ていたら
こっちを振り返ったから手を振ったら
可愛い笑顔見せながら振り返してくれた
(っし、明日も仕事頑張ろ)
あなたさん
俺、本気出すよこれから
覚悟しててね
翔side〜完〜
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作者名:辛ラーメン | 作成日時:2022年9月21日 19時