23.水族館デート ページ24
翔side
喫茶店を出て歩いて行ける距離に水族館があるから
話しながら向かった
『そういえば……』
あなた『どうしたんですか?』
『青柳さん呼び…やめない?』
あなた『へ?』
『下の名前で呼んで欲しい……な?』
いい歳をしてるのは分かってるが
なぜか彼女の前だとそれを忘れる
ほら、柄にも無い首こてんってやつを
やったから大きな目が更に大きくなった彼女
あなた『いいんですか……?』
『ああ、むしろ青柳さん呼びは距離感じるし』
あなた『し、翔……さん』
照れながら俺の名前を呼んだ姿が可愛すぎて
今すぐ抱きしめたかった
『さん付けなし』
イジメたくなるのはなんでだろ笑
あなた『し、翔……』
『よく出来ました!』
そう言って頭を撫でた
あなた『じゃあ!!私も呼び捨てで呼んでください』
『言われると思った……』
あなた『どうぞ!』
『あなた』
あなた『ッ……!』
ドキッとした表情をしたあなたを見て
ドS心が動いてしまったオレは
あなた『え……ちょっと翔さん!
見られたらどうするんですか?!』
『付き合ってるんだから手くらい良いだろ?』
あなた『いや、でも……』
『あと、さん付けしてるよ』
あなた『あ……(´-ᴗ-⸝⸝ก)スイマセン』
手繋ぎたいのはドS心と関係は無いが
俺の事を分かってる彼女が心配する気持ちを
分かりながらも一般人の人たちみたいに
堂々としたかった。
現に今もあっちで俺らを見てる女子高生らしい人たちがいる
更に俺のものだと見せびらかすように
恋人繋ぎに変えた
あなた『バレてるのにいいんですか?』
『それが目的だからな』
あなた『???』
『気にするな、ほら着いたよ』
翔side〜完〜
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作者名:辛ラーメン | 作成日時:2022年9月21日 19時