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覗き込んだことによって一気に顔が近くなる。
「わ、真っ赤……。」
翠の双眼と視線が交わる。
吸い込まれていきそうな、底のない湖のような。
でも、でも、何よりっ、なにより!
「うちのにゃんこに似てる……。」
「え?」
「綺麗な銀色の髪とか、白っぽい所とか、何より……」
頭、頬とスルスルと手を滑らせる。
キュッと目の下に親指を添えて
「綺麗な翠の目……」
グッと顔を近づける。
目の前の端正な顔がポポポ……と赤くなっていく。
「チョット……なーにいい感じの雰囲気になってるの」
ベリっと引き剥がされる。
「あ……にゃんこ……。」
あの子と離れてしまった……。
あ、ジャージに着替えなきゃダメだった気が……。
「こっち、着替えするでしょ?」
トサカが入口で手招きしていた。
えっエスパーか!?
なんて思ってバッと振り返ると
「だって今日からマネやってくれるんでしょ?」
と、さも当然のように言ってきた。
「合宿期間までの間ね。」
そう言ってトサカを追い越した。
・
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