story.130 ページ48
※エンマ様のキャラ崩壊あります。ご注意下さい。
(原作のかっこよくて、強いエンマ様のイメージが、どこかに飛んでってます(真顔))
エンマside
俺が術をかけようとすれば、Aは勢いよく顔を上げる
さっきまで怯えていたとは思えない強く、真っ直ぐな瞳で俺を見ていた
一呼吸置いて、彼女は口を開く
A「あのね、エンマ君。
例え…この先どんな真実が待ち受けていたとしても、私はもう自分の過去から逃げたくないっ…。
また一つ…忘れてしまったことを知れて、前に進めた気がしたの。
ちゃんと向き合いたい！だから、お願い…。この記憶を消したりなんかしないでっ…！
私っ…完全に記憶を取り戻せるように頑張るから！」
Aの言葉に俺の心は揺らぐ
ああ…俺はなんてことをしようとしていたんだ。
いつだって、逃げていたのは俺の方だろう。
お前は記憶を失ってもなお、自分の辛い過去にお前は向き合おうとするんだな。
真実を話せば、またAに辛い思いをさせる。そう思った
違う。
そんなの、所詮は綺麗事だろう。
だが、俺はもうAが苦しむ姿を見たくない。
彼女のそんな姿を見るたんびに俺の胸は傷むんだ。
だけど…俺はどんな苦痛にだって耐えてみせる
一番苦しんでいるのはAなんだ。
俺が…支えてやらねえと…。
俺さえ…我慢すればいいだけのことだ。
そうすれば…またあの時のように、Aと一緒に何気ないことで笑い合える日々が来る。
完全に記憶を取り戻して…いつも通りの日々が戻ってくるのだから。
俺はそう信じてる
エンマ「悪かったな、A。いずれ…話そう。
だから、今は回復することに専念しろ。なっ？」
俺はAの頭に手を置いて、笑顔をつくる
A「う、うん…。」
彼女は何か言いたげな表情をしていたが、あえて聞かなかった
俺は彼女に微笑むと、部屋を後にする
いつからだろう？
自然に笑えなくなってしまったのは…。
今となっては、そんなことどうでも良い。
俺はまた、都合の悪いことから目を背けるのか。
ずるいな…ほんと。
ゆっくりと歩き出せば、静まり返った廊下に俺の足音だけが響いた
ーーーーーー
A「何だか…エンマ君、あまり元気が無かった。…ちょっと心配だわ。」
Aはフラフラとした足取りで、エンマ大王の後を追った
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桜柚季(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(≧∇≦)これからも更新頑張りますねっ！！ (2020年7月22日 21時) (
レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すごく感動しました!続きが楽しみです。応援してます! (2020年7月19日 12時) (レス) id: 3b9902adf1 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季(プロフ) - 水無月 リムさん» 長くなってすいません！水無月 リムさんもくれぐれもお気をつけください！コメントありがとうございました！！ (2020年4月27日 8時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季(プロフ) - 水無月 リムさん» わあ、本当ですか！？ありがとうございます(><)嬉しい限りです！！よ、夜中一人で！？怖くないですか？そうですね。私も五月まで休校なので勉強についていけるか不安です。少しでも早くコロナが終息することを願うばかりです！ (2020年4月27日 8時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 リム - はじめまして あぁヤバイ目から水が溢れてる この話､感動シーン多くて､夜中一人で見てるのでもうもう…｡ コロナが流行してますがお互い気を付けましょう!応援してます!! (2020年4月25日 1時) (レス) id: 7764573d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜柚季 | 作成日時：2019年11月14日 7時
