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「ごちゃごちゃ言ってんと寝ろ！」
言いながらAを担ぐ。
『ばか！担ぐな！降ろせ！』
じたばた暴れて抵抗を試みているようだが、元々ない力が半減してマッサージにもならない。
「結構弱ってるやんけ。なんでやる気は反比例して増してるんですか」
Aの部屋に移動しながら問う。
『絵を描くのが好きだからだよ！』
そういや趣味の延長線みたいな感覚でやってるっつってたっけ。俺には理解できんが。
「ワガママ言うな！身体が限界っつってんじゃねえか！」
『そんなことない！』
「てかお前健康体でも筋力クソザコやろ。諦めろ。」
『そんなことないですー！今だってグルちゃんなんてボコボコにできるからー！』
「ガキか！…あ、…じゃあさ。」
『ﾌｧｯ』
ベッドに放り込んで、その上に乗ってみる。
「はい。俺を退かしてください。もちろんお前の筋力のみ使用可。」
『ーーっ…』
おー、頑張ってる頑張ってる。
俺はビクリとも動いていないが。
「難易度変えるか。」
そのままAの両手首を掴む。
「振りほどいてください。ルールは変更なし。」
『……』
顔を赤くしながら頑張ってる。
『…だめだー…』
「せやろ？」
『…いや、放してよ』
「おやすみ」
『放せ！』
「えー。」
『てかグルちゃん…。その、この体制は…わ、私が恥ずかしいから…やめてもらいたい…』
勢いでしれっと欲が。しまったしまった。
「はいはい。んじゃちゃんと寝ろよ。俺はとりあえず帰るわ。」
上から退いて、離れようとする。
「…何してんですかね」
服の裾を掴まれた。
『…寝るまでいてほしいなぁ…なんちゃって』
「…はぁ…？」
なんだこいつは？これは襲えと同義か？
『いや、単純にグルちゃん一番落ち着くし…。さっきの体制も、恥ずかしかったけど実は結構安心してたし…。』
「怖がれや…アホか…。」
なぜ欲にかけているブレーキを外そうとしてくる。そんなつもりはないのはもう昔から嫌というほど知っているから、今更何もしないが。
『寝るまで！オナシャス！』
「はぁ…。」
これだけ我慢してるんだ。少しくらい踏み込んでもバチも当たるまい。
「奥詰めろ。」
『…はい？』
「どうせ帰ったら俺も寝るつもりだったし、もうこの際ここで寝る。」
『え、ちょ、グルちゃ…』
「はよ」
お前もなんだかんだで向かい合って寝てんじゃねえかよ。
『ああでも、』
「なんだ」
『…落ち着くなぁ』
…こいつはほんっとに…
すぐさま寝やがって。
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のの(プロフ) - うみさん» ありがとうございます！とても励みになります！少しリアルが忙しい時期に入っていて更新ペースが安定しないのですが、ゆっくりと待ってやっていただければと思います…！ (2018年9月17日 3時) (
レス) id: c28b761704 (このIDを非表示/違反報告)
うみ - んああもうきゅんきゅんです、、、しんどい好きですっっ！！ふたつの長編のほうもこれから読ませてもらいますねっっすごく楽しみです！！毒素脅威推しなのでその3人の特に好きです！！これからも更新頑張ってくださいっっ…！！ (2018年9月2日 23時) (レス) id: 3d5242b8e0 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 檸檬さん» そう言っていただけてとても嬉しいです！長々と更新していくことになると思いますが、また面白いと思っていただけるものを書いていきたいです！コメントありがとうございます！ (2018年8月23日 7時) (レス) id: c28b761704 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 一緒に帰っていい？のお話めちゃくちゃきゅんとしました…！またお時間ありましたら続きを是非見たいです！更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年8月23日 7時) (レス) id: 41b43bbcdf (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - うめるさん» そちらのほうが的を射ているかもしれませんねwその読み間違え私は面白くて好きですよwコメントありがとうございます！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: c28b761704 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2017年1月29日 17時
