ミンナのもの ×ar

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風呂に入りに行った有岡くんを横目に、男らしいところをみせなければと必死だった。




まだ、誕生日らしいこともしてないし。





Prrrrr...


「もしもし」




「もしもしっじゃないよ！ゆうや
大貴に男らしいとこ見せた？」




「いや、それなんだけど助けて知念」



「そんなんね、プレゼント渡しながら、イケボ で囁けばいいんだよ。でも内容は自分で考えてね」





そんなこんなしてたら有岡くんが風呂から上がってきた。




髪の毛を乾かすからと俺の膝の間に座ってドライヤーを当てられてる有岡くんはほんとに仔犬みたい。




うとうとしている有岡くんの髪にキスをしてから、リングを用意して隣に座る。




「有岡くん、お誕生日おめでとう」




そう言いながら左手の薬指にはめる。




指輪をつけた所にキスをすると、有岡くんが頬を染めるのが分かる。



「急にカッコイイことしないでよ」


そうつぶやく有岡くんは愛らしい。



そっと抱きしめると、肩に頭をあずけてくる。




耳元でさらに呟くとさらに頬を染める。









もう今日は我慢ができないみたいだ。









『ケーキ食べてないけど、有岡くんのこと食べてもいい？』






『いいよ、ゆうやめちゃくちゃにして』

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