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「じゃあ、誰も何も無ければこれで解散。急に集まって貰って悪かったねい。」
とマルコさんが言うと、みんなゾロゾロと立ち上がって部屋から出ていった。ある1人を除いて。
皆が出ていった後、ビスタさんだけが残っていた。
私とマルコさんの方に近づいてくる。
「随分Aに肩入れしてるみたいだな。」
とマルコさんに向かってビスタさんが少し笑いながら言った。マルコさんは溜息をつきながら
「何が言いたい？」
と返す。
ビスタさんはマルコさんの問いには答えず、
「君は私の元に来ると思っていた。残念だ。」
と私に微笑む。何だか目の奥は笑っていないように感じて少し怖い。
『どの場所に居たとしても、家族のために戦う事に変わりはありませんから、、。
自分のためにも、みんなのためにも、1番隊で成長していきたいです。』
そう言うと、ビスタさんは
「そうか、いつでも稽古はつけてやろう。
もちろん稽古など無くても君なら大歓迎だか、、。何かあればこんな奴は放っておいて私の所においで。」
といつもの様にニヤッと笑い、私の髪をサラリとすくい上げた。
『ありがとうございます、、』
ビスタさんがいつものように笑ってくれたことに安心して、私も少し微笑む。
「もういいだろい。これからAに教えることがある。
お前はその距離の詰め方をどうにかしろよい。」
後ろからマルコさんの声が聞こえ、ビスタさんの手から私の髪が落ちる。
「行くぞ」
と部屋を出ていくマルコさんに
『あ、はいっ！』
と返事をして急いで着いていく。
『ビスタさん、失礼します！』
と挨拶をして振り向くと、マルコさんはもうかなり先にいる。小走りで追いつき、2人で医務室に向かった。
続く (更新停止中)
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
