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扉を開いて私達が中に入ると、ざわついていた部屋がシーンと静まり返る。
一斉に私に集まる視線に圧倒され、自然と背筋が伸びる。
緊張でガチガチに固まりながら、奥に進んでいくマルコさんの後ろを歩く。
途中、エースが「よぉ！A！」と手を振ってくれた。
少し安心して、小さく笑い返す。
1番奥にある椅子にマルコさんがドカッと座り、横にある椅子に私も腰掛けた。
全員がこちらを見ている。
流石は白ひげ海賊団の隊長達。物凄い威圧感だ。
座っているだけなのに全員が強者だと直ぐに分かる。
「今日集まってもらったのは、昨日言った通りAの1番隊入隊について説明する為だ。」
何の前置きもなく、マルコさんは淡々と話し始めた。
「今日付でAには1番隊副隊長に就任してもらう。
書類作業も問題なくこなす上に、俺自身が手合わせをして戦闘能力も申し分ないと判断した。加えて6000万ベリーの賞金首。これらを踏まえて俺の補佐として働いてもらおうと思っている。以上。何かある奴はいるかよい。」
一気にそう言いきって、隊長陣を見渡すマルコさん。
1番隊の隊長を務めているだけあって、周りからの信頼はかなり厚いみたい。
初めこそ驚いた顔をしていた人も、説明を聞いてからはそれなら、、とでも言うように頷いている。
「A！良かったなぁ！！」
「結局マルコんとこかよー！嫌んなったらすぐ逃げてこいよ！匿ってやるぞ！」
エースやサッチ、顔見知りの隊長さんもそう声をかけてくれて、やっと緊張が溶ける。
良かった、みんな認めてくれてるみたいだ、、。
Aは立ち上がり、
『改めまして、ファルシュター・Aです。
副隊長の名に恥じぬよう、頑張ります。よろしくお願いします。』
と全員に挨拶をすると、皆が拍手を返してくれた。
マルコさんを見ると上出来だと言うように頷きながら笑っている。
改めて隊長の皆を見渡すと、こちらを見ていたビスタさんとバチッと目が合った。
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
