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書類が一段落した時にはもう日が落ちていた。
そろそろマルコさんに薬を飲んで貰わなければならない。
食べれるかは分からないが、食堂に行ってサッチが作っておいてくれたお粥を持って医務室に戻る。
マルコさんを起こさなければいけない。
『マルコさん』
と声をかけてトントンと肩を叩いた瞬間、その手をぐっと掴まれる。
『わぁっ！！？』
そのまま手を引かれ、バランスを崩してボフッと掛け布団に倒れると、手を引いた張本人のマルコさんが驚いた顔でこちらを見ていた。
｢なんだ、Aか。誰かと思って警戒したよい、、。すまないねい。｣
そう言って私の手を離し、またベッドに倒れ込むマルコさん。私も慌てて起き上がって謝る。
『こちらこそすみません、急に触れてしまって、、』
そう言うとマルコさんは
｢お前は悪くないよい。随分深く眠ってたせいで反射で動いちまった。｣
とバツの悪そうな顔をしている。
『体調どうですか？ご飯食べれそうなら食べてもう一度お薬飲んで下さい。』
と体温計を渡すとマルコさんは体温を測りながら
｢ああ、もうかなり良くなった。ありがとよい。｣
とお礼を言ってくれた。
確かに返してもらった体温計を見ると、体温も通常通りに下がっている。
『良かった、、！』
ほっとして思わず顔がほころぶ。
｢書類に急ぎのものがある、、ちょっと取ってきてくれねえかい。｣
そう言われ、急いで取りに行く。
書類を渡すとマルコさんは動きが止まる。
｢これ、全部お前がやったのかよい。｣
何か間違っていたんだろうか。静かにそう聞くマルコさんに少し不安になりながら頷く。
すると、マルコさんは
｢大したもんだ。前少し手伝って貰っただけでここまでやってくれるとは思わなかったよい。助かった。｣
そう言っていつものように頭を撫でてくれた。
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
