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途中、セレナがやって来て、マルコさんの様子を見てくれた。
｢うん、大丈夫そうね。
今は安定してる。このまま下がってくれるといいけど。｣
セレナも忙しい様で溜息をつきながら薬やら何やらをガサガサと机に並べる。
『忙しいの？』
そう聞くと、
｢あぁ、気を遣わないでね。出航前はいつもこんなものよ。
特にナースや4番隊は買い込みしなきゃならないし島にいる時しか出来ないことも多いから、、。｣
そう言ってバタバタと点滴やら何やらを片付けながらまだ話を続けるセレナ。
｢まあ、それでもマルコ隊長よりはマシだわ。前々から仕事好きにも程があるとは思ってたけど、やっぱり無理してたのねぇ、、。｣
と困ったような顔でマルコさんを見る。
｢Aが1番隊に入ってマルコ隊長を手伝えばいいのよ、、。これだけ書類もこなせるんだし？初めの頃に教えた甲斐があったわ。｣
そう言って笑うセレナにAは悲しそうに返す。
『私1番隊には入れないよ。
マルコ隊長に負けちゃったもん。』
そう言うとセレナは意味がわからないという顔でこちらを見る。Aが今に至るまでの経緯を説明すると、セレナは信じられないと騒いだ。
｢貴方達2人とも馬鹿じゃないの！？
マルコ隊長にも呆れるわ。起きて来た時同じ意見だったら私が1発かましてやりたいくらいよ！！｣
私の頑張りを認めてくれるセレナ。
この親友の優しさに何度も救われている。でも、現実は甘くない。負けは負けだ。強いのは分かってて挑んだんだから。
『しょうがないよ。マルコさんは私のためを思って言ってくれてると思うから、、。起きてダメだったらもう1回鍛え直して挑んでみる！』
そう言って笑うとセレナはまたため息をついて、
｢Aはもう強いわよ、、。｣
と言って片付け終えた荷物を抱えた。
｢きっとマルコ隊長も認めてくれるわ。頑張って。｣
そう笑うセレナに
『ありがとうセレナ、、！』
と抱きつき、部屋を出ていくのを見送った。
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
