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激しい衝撃が直接背中に伝わり、声も出せない。
『ッッ！！！！！』
ゲホッ！と咳き込むと直ぐにマルコさんの足が私の体から離れる。
「、、、負けました。」
素直にそう言って立ち上がり、フェニックスを拾いに行く。
フェニックスを拾い上げた時、後ろからざわめきが聞こえた。
後ろをむくとマルコさんが隊員に支えられている。
『マルコさん！！！』
驚いて駆け寄ると、マルコさんはゼェ、と苦しそうな息を吐きながら「大丈夫だ。部屋に戻る、、。」と隊員の手を借りて船医室に戻った。
一緒に戻ったAはテキパキと隊員に指示を出し、マルコをベットに寝かせる。
冷たく濡らしたタオルを額にのせ、脇と首にも挟む。
『マルコさん、今日ご飯食べましたか？』
肩を叩いてそう声をかけると、マルコさんは目を閉じたまま首を振る。薬を飲ますには何か胃にいれなければ。
Aは食堂に走る。
『サッチ！！お粥かスープある！？』
サッチは私の顔を見てすぐに察したのかテキパキと用意してくれた。
「すまねえが粥はねぇな。今から作れば時間がかかる。このスープにこのパン浸して柔らかくして食わせてやれ。」
そう言ってスープとパンの乗ったトレーを渡され、
『急にごめんね、ありがとう！！』
とお礼を言ってスープを零さない最高速度で医務室に向かった。
医務室に入るともう他の隊員はいなかった。
マルコさんが追い出したのだろう。
『マルコさん、ご飯です。少しでも食べてください。』
そう言うとマルコさんは少し目を開ける。
体を起こすのを手伝い、トレーを目の前に持っていく。
「すまないねい、、」
とトレーを受け取って食べ始めるマルコさん。
食べ終えてトレーを持ちあげるマルコさんの手は少し震えていた。悪寒が出てきたのかな、、。
トレーを受けとって解熱剤を飲ませる。
またベットに入るのを手伝い、毛布をかけた。
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
