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『おやすみなさい』
というと
「おやすみ、飯、持ってきてくれてありがとよい」
と笑ってくれるマルコさん。
優しいな、この人は。
私はマルコさんが部屋の扉を閉めると、そのままイゾウさんの部屋へ向かった。
コンコンとノックをすると直ぐにイゾウさんが出てくる。
「おや、こんな夜にどうした。」
と驚くイゾウさんに『相談があります。』とこれまでの経緯を話す。
「なるほどな、、」
とイゾウさんは少し笑っている。
何が面白いのかは全く分からないが、、。
「何でAはその能力を使って戦おうとするんだ。」
唐突にそう聞かれ、
『え？この能力無いと弱いし、、相手に隙が出来るし。』
そう言って私は当たり前かのように首を傾げる。
「Aはもう少し自分を大切にしろ。その能力無しで戦えるくらい強くなるか、誰かに助けてもらうか。もう一人じゃないだろ。」
「もう俺たちは家族だ。
家族が自分を犠牲にしながら戦いたいですなんて言ってるのを認められるわけないだろう。」
イゾウさんの言葉に私はハッとする。
確かに、この船の誰かが、私と同じ戦い方をしていたとしたら。凄く怖い。心配だ。
なんで気づかなかったんだろう。
『イゾウさん、、私、気づかなかった。
ごめんなさい、、、。』
そう言うとイゾウさんは
「マルコも言葉が足りなかったな。
あいつはAの事になると人一倍心配症になる。
俺からもマルコに一言言っておくから。」
そう言って私を見送ってくれた。
「1番隊、頑張って説得しろよ。」
そう言って送り出してくれるイゾウさんにお礼を言って私は自分の部屋に戻った。
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
