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マルコさんが見せてくれた腕には傷跡らしきものは全く無い。
そういえば、矢が刺さった場所から炎があがっていたような、、。
『マルコさんは、炎の能力ですか、、？』
そう聞くと、
｢まあ、実際には少し違うが、大体そんな感じだねい｣
とよく分からない回答が返ってくる。
マルコさんが急に手を私の前に持ってくると、その手のひらに青い炎があがる。
『わ、、！凄い、青い炎だ、、！綺麗、、！』
私が感動していると、触ってみるかいと言われる。
『火傷しません！？』と驚くと、
｢俺の炎は実際の火じゃねえよい。回復能力を持ってる。
熱さは別に感じねえよい。｣
そう言われ、じゃあ、、とマルコさんの手に自分の手を重ねる。
くすぐったいような炎が揺らめく感触と、暖かい心地よい温度を、何故か知っているような変な感覚に陥る。
『ほんとだ、、変な感じ、、』
とクスクス笑うと、マルコさんは怖くないのかいと聞いてくる。
『全然、、！それどころか、何だか懐かしいような、、。暖かくて、安心します。』
そう言うと、マルコさんは｢そうかよい。｣と目を細め、私の手を握った。
驚いてマルコさんの方を見ると、直ぐにその手は離された。
何だか寂しさを感じて『あ、、』と声が出るが、
マルコさんが何事も無かったように｢どうした？｣と聞いてくる。
『いえ、、、私、青色が1番好きなんです。
凄く綺麗でした、ありがとうございます。』
そう伝えると、マルコさんは｢ありがとよい｣といつもの優しい顔で笑った。
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
