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次の日、Aが目覚めると、もうお昼を過ぎていた。
甲板で親父が待っているとマルコさんから伝えられ、重い足取りで甲板へと向かう。
甲板には白ひげ様、各隊の隊長さん、船員が勢ぞろいしている。ああ、、送別会じゃん、、、。
｢A、、体はもう平気かァ｣
白ひげ様にそう聞かれ、はい、と答える。
｢昨日はご苦労だったなァ、｣
結局マルコさんに助けて貰って、意識を失って、、。
こんなのじゃ認められる訳ない。
涙が溢れそうになって、グッと唇をかみ拳を握る。
白ひげ様は、突然立ち上がって何やら紙を船員達に向かってばら撒いた。私も1枚を拾いあげる。
｢｢｢ええええええええええええええ！？！？！｣｣｣
全員が叫び声をあげる。
｢グラララララ！！！！賞金首たぁやってくれるじゃねえかァおてんば娘が！！これで文句あるやつは居ねえだろうが！｣
白ひげ様が大笑いして手に持った紙をひらひらと振る。
手元の紙を見ると、ニュース・クーの新聞だ。
そこには
｢白ひげ海賊団にファルシュター・Aが入団！
回復能力を持ち、中将1名と海兵数十名を殺害。
危険人物として6000万ベリーの賞金首とする。｣
その下には、シルバーの長い髪と戦闘中の赤い瞳が特徴で、敵の血を浴びながら戦う姿は狼のようだと書き添えられてる。
その新聞の後ろには手配書が1枚。
｢白ひげ海賊団 シルバーウルフ"A"｣
『何これぇぇぇぇ！？』
そう叫ぶと、後ろから大歓声が挙がった。
｢やるじゃねえか！！｣｢すげぇぞ！！｣｢Aー！｣
｢グラララララ！俺の娘になれ！A！！｣
白ひげ様が声を張り上げる。
『はい！』
私は満面の笑みで返事を返す。
｢今から俺はお前の親父だァ！！｣
そう言われ、親父、、いや、お父さん、、、うーーーん、、
と考える。
Aが白ひげの目の前に片膝をつき、
｢こんな娘ですが、よろしくお願いします、、パパ！｣
と笑うと、白ひげも
｢悪くねえなァ｣と笑ってくれた。
｢野郎どもォ！！家族が増えたぞ！！宴だァ！！｣
パパがそう叫ぶと、みんなから歓声があがり、宴が始まった。
私は、今日から白ひげ海賊団の一員だ。
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おにく(プロフ) - まゆさん» まゆさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。¨̮続きのお話を早くお届け出来るよう頑張ります！ (10月28日 21時) (
レス) id: 8f4a81aee6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - キュンッとしたり切なくなったり、心が動かされてとてもお話でした。続きがすごく気になります！！ (10月28日 18時) (レス) @page37 id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく | 作成日時：2023年10月12日 15時
