【wrwrd!】拾った男は殺し屋だったⅡ 【男主】 (ページ2)

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四十九人目ページ2

Aside

ロボロからインカムをもらって
現在進行形で俺は廊下のとある場所に突っ立ってる

ここの窓大きいし外の景色がよく見える

ここは中庭？

中央に大きな樹が植えられて
それを囲うように色鮮やかな花が咲いている

インパチェンス、エボルブルス、ガザニア

ケイトウ、サルビア、ヒマワリ、ペンタス

そしてマリーゴールド

もちろん他にも花が咲いている。夏の花

この季節に似合う赤いインパチェンス

少しはこの暑さを和らいでくれるアメリカンブルーのエボルブルス

見るだけで元気が出るような黄色、オレンジのガザニアとヒマワリ、ケイトウ、そしてマリーゴールド

紅白鮮やかなサルビア

大人かつ、可愛さのある雰囲気を醸し出しているペンタス

どれも美しかった

見とれていたのか、後ろの気配には気づかなかった

ht「どう？綺麗でしょ？」

『へ？……うわっ！』

突然のことで吃驚してしまった

ht「驚かせちゃったねw、ごめんね？」

『だ、大丈夫…うん…綺麗…すごく綺麗……』

ht「全部門俺がやったんだ…」

『ひとらんが？』

ht「そ、動物や植物のお世話は基本俺がやってんだ…」

『そうなんだ……綺麗だね…』

ht「ありがと」

少しの沈黙の時に俺は見た

『あ……』

ht「ん？どうしたの？」

『木の根もとにゾムとシャオとコネ犬が寝てる』

ht「ほんとだ…まさか荒らしてないよなぁ？」

何かお隣から物凄いオーラを感じるのだが？

『だ、大丈夫だと思うよ？ほら、見た感じ潰れてる花もないから！ね？』

ht「う、うん……よくあの二人に荒らされてるから…」

『二人？』

ht「うん、二人…ゾムはちゃんと荒らさないように歩くから」

『あの犬二人(匹)は荒らすんだ』

ht「うん、だからいつも怒ってる」

『学ばないんだね』

仕方のないやつらだ…

【チュッ！】

『カイ？』

いきなりカイが肩から下りて中庭に入って3人のところに行った

行ったと思ったら今度はゾムの膝の上に乗っかって眠り始めた

何か…

ht「『可愛い(*´∀｀)』」

このあと写真を撮りまくって幹部達に見せに行った