§テニスの王子様§〜思い出は数え切れないのに・・・〜残された時間はあと少し・・・

私の気持ち分かるわけないっ！！貴方side ページ5

貴「〜〜♪」

嬉しいな〜・・・景吾さんはすごいっ！！

優しくされると幸せを感じる・・・

貴「幸せ・・・」

幸せを感じると消えてしまうのが辛くなる・・・

貴「私は消えたくな・・・い・・・」

バタッ

ほら・・・また私の敵をするでしょう？神様は・・・

私から幸せを奪うでしょう？だから貴方は不公平なんです・・・

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あれからどれだけ時間が経っただろう・・・

ここは・・・また戻ってきたんだ・・・真っ白い部屋・・・

景「起きたか・・・」

侑「心配したで〜・・・」

目を開けるとみんないた・・・私を覗き込んでいた・・・

看「大丈夫？辛かったわね・・・」

何言ってるのこの人は・・・

看「今まで頑張ったね・・・苦しかったね・・・気持ちわかｒ・・・」

貴「何言ってるの！？何の病気にもかかってない幸せな看護師さんに
私の気持ち分かるわけないでしょっ！？」

思わず叫んだ・・・それほどムカついた・・・

看「わ、分かるわ！今まで辛かったのよね？」

貴「辛かったよ！苦しかったよ！生きるのが嫌だったよ！だから
私の気持ち分かるわけないっ！！」

ガチャ

景「おい！待て！」

後ろから景吾さんの声がする・・・けど無視して走った・・・

病院を抜け出してとにかく走りまくった・・・

ズルッ

貴「！？」

あ・・・崖！？・・・落ち・・・ちゃった？

貴「痛い・・・」

誰か助けて・・・上手く声が出ないよ・・・

貴「・・・」

私を心配してくれてる人はいるの？誰か探してくれているの？

私はずっとこのままなの？・・・こんなことになるんだったら

あんな事で怒らなければよかった・・・でも・・・

いままで苦しんできた私の気持ち・・・そんなに簡単に理解できるわけ

ないから・・・理解したように言ってほしくないから・・・

普通の女の子として生まれたかった・・・でも普通の女の子は

普通に生まれてきたことが当たり前なんだろう・・・

幸せに生きているから・・・私みたいに・・・神様に嫌われてないから・・・

みんなが当たり前に遊んだり友達と話したり家族とご飯食べたり・・・

当たり前の日常にただ・・・憧れていただけ・・・

苦しかったよ？辛かったよ？でもね・・・理解しなくていいんだよ？

貴方が辛くなるだけでしょう？私はそんなの望んでません・・・

記憶喪失！？景吾様side→←コイツのために・・・景吾様side

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