炭治郎とふたなり 中 ページ24
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扉を開けると、素早く炭治郎を中へと引きずり込んだ。炭治郎はうわっ!と声を上げながらも、次の瞬間には更に目を見開いて私の下半身を見つめていた。やめて、恥ずかしいから見ないで!
「Aっ、その、それは一体…」
「う、う、匂いでわかるんでしょ…ぐすっ、聞かないでよばかぁ」
恥ずかしさやら何やらで自然にぼろぼろと涙が零れ落ちる。涙を流す私に炭治郎はギョッとしてあたふたと私を慰めてくれた。う、やさしい、
「じゃあそれは血鬼術をかけられてなってしまったもの、なのか?」
「うん…多分…」
「頸を切ったのにそれが解けないという事は、死んでからも暫くは持続する血鬼術ということか…」
「こ、このまま一生この魔羅と生きていくことになったらどうしよう炭治郎!私死んじゃうよぉ!」
「お、落ち着くんだA!それに年頃の娘がま、魔羅とか!駄目だろう!」
錯乱した私を落ち着かせようと炭治郎が肩に触れる。その刹那、私は思い切りビクリと体を震わせた。肩に少し触れた程度だ。それなのに今、全身がビリビリと痺れるように体の力が抜けそうになった。私の体の異変に気づいた炭治郎がゴクリと唾を飲み込んで、真剣な瞳で見つめてくる。
「A、すまないが少し触る」
「え、え、なに…?っひ」
炭治郎は謝りながら片方の手を私の肩にそっと置き、もう片方の手をスカートの上から私の魔羅へと置いた。そしてゆっくりとそれはもう壊れ物を扱うかの如く優しく撫で上げた。小さな刺激なのに、なんだか凄く気持ちよくて、足がぴくぴくと震える
「…もしかしたら、自慰をしたら血鬼術も解けるかもしれない」
「ひぇ、?」
「条件を満たすと消える血鬼術があると聞いた事がある。Aにかかっているのもそういう類のものかもしれない」
「ほ、ほんと?」
「あくまで仮説だから…分からないけど…」
仮説でもなんでもこれが消えてくれるならなんでもいい。私は一刻も早くこの魔羅とさよならをしたいんだ。小さな光が見えた気がして、私はガバりと炭治郎の手を思い切り掴んだ。
「お願い炭治郎!その自慰?のやり方を教えて!どうしたらいいの?!何をしたらいい?」
「え?!え?!Aちょっと待ってくれ!」
不意に顔が近づいたせいで炭治郎が顔を真っ赤にさせる。申し訳なくて一歩下がるがそれでも私の考えはめげない。炭治郎にもう一度真剣にお願い、と呟けば炭治郎は眉を下げて何かに耐えるようにコクリと頷いた。
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チョコ - 更新楽しみにしています! (2019年11月3日 22時) (レス) id: 156c93a62a (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 私も最近になって本誌派に切り替わったのですが、展開が辛すぎて.......泣きっぱなしで常に情緒不安定です。無一郎推しとしては地獄でしたあ(遠い目) (2019年10月23日 14時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - お館様のエロみてみたい・・・お願いします (2019年10月21日 13時) (レス) id: b6b3e612da (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 煉獄さん……なんかキュンキュンしちゃう鬼舞辻のエロもありだ……お願いします (2019年10月16日 11時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - 煉獄さん…なんか…うん…好きだぁ… (2019年9月21日 23時) (レス) id: 62210c11db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しきみ | 作成日時:2019年8月3日 14時