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巨乳おバカ隊士と風柱さん ページ12


不死川実弥、二十一歳。鬼殺隊最強の称号をもつ風柱であり、気性の荒さと傷だらけの姿から多くの鬼殺隊員から恐れられている。普段から彼に近づくような強者は中々いないが、最近そんな男を着いて回る文字通り強者が現れたと噂が流れるようになった。


「不死川さーん!」

「あァ?またお前かよ豚女」

「豚って酷くないですかぁ?ブタさんに謝ってください!」


ぷりぷりと怒りながら不死川の後を着いて回るこの少女こそ、噂になっている張本人である。このAと言う少女は偉く不死川に懐いており、ウザがられ酷な言葉を投げ掛けられても尚にこにこと男の後を追いかける回すのだ。

歩く度に恋柱よりも更に大きいたわわな乳房が揺れる。小柄な背と幼い顔に合わないそれに通りかかる男性隊員は皆、鼻の下を伸ばしているのは有名な話だ。

胸に気を取られる。これは男の性である。そしてこの不死川実弥という男も例外ではない。先程からチラチラと少女の揺れる乳房へと目線を寄越している。否、そこしか見ていない。不死川の視線に気がついたのか、Aは思いっきり頬を膨らませぶーぶーと文句を垂れた。


「不死川さん、私の胸ばっかり見て顔を見てくれませんね」

「はァ?!見てねぇわくそブス!誰がテメェの胸なんざ見るかァ」


図星をつかれ、不死川は思いっきり顔を赤らめる。女性に対して初心なような態度をとるのは彼の弟とよく似ている。寧ろ弟が彼に似たのかもしれない。そんな事を考えながらAは不死川の羽織の裾を掴み話しかける。


「だったらちゃんと顔を見てくださいよぉ。私は不死川さんとお顔を合わせてお話したいんです。」


まるで仔犬のように大きな瞳を○ませて懇願する少女に不死川は柄にもなく焦りを感じた。少女の服から覗いた谷間や、香る匂いに思わずどきどきと心臓が脈打つ。嫌な汗が流れ出すのに気づき、咄嗟に少女を自身から遠ざけ、ごくりと唾を飲み込み口を開く。


「テメェと話すこたぁ何もねぇ、が稽古くらいならつけてやる。着いてこい馬鹿女」

「え!ホントですか?!」


先程まで垂れていた耳が思いっきり上がったような幻覚が見える。まじでこいつ犬なんじゃねぇの?などと思いながら相変わらず乳房を揺らして追いかけてくる少女を見る。「不死川さん大好き!」と抱きつこうとしてくる少女の頭をガッと掴み、「調子乗んなァ」と怒鳴り声を上げた。

それでも何故か溶けそうな程にむふふと笑顔を作る少女に不死川は思わず顔を綻ばせた。


嫉妬しいな炭治郎→←かまぼこと雨の日



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チョコ - 更新楽しみにしています! (2019年11月3日 22時) (レス) id: 156c93a62a (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 私も最近になって本誌派に切り替わったのですが、展開が辛すぎて.......泣きっぱなしで常に情緒不安定です。無一郎推しとしては地獄でしたあ(遠い目) (2019年10月23日 14時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - お館様のエロみてみたい・・・お願いします (2019年10月21日 13時) (レス) id: b6b3e612da (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 煉獄さん……なんかキュンキュンしちゃう鬼舞辻のエロもありだ……お願いします (2019年10月16日 11時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - 煉獄さん…なんか…うん…好きだぁ… (2019年9月21日 23時) (レス) id: 62210c11db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しきみ | 作成日時:2019年8月3日 14時

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