One Step ～彼と私の毎日～S.S (ページ10)

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彼女の特権ページ10

A:｢……あ、あんたすごいな……｣

翔:｢……てへ☆｣

分単位のスケジュールってマジだったんだ……

A:｢てか何持ってけばいいの？日帰りッスよね？｣

翔:｢もちろんッスよ笑何も持ってかなくていいよ。強いて言えばカメラくらいでいんじゃね？｣

A:｢い、意味わかんね……｣

翔:｢…ハァ～～。行ったらわかるって！ほら行くよ！｣

**************数時間後**********************

翔:｢どうだい？沖縄の海は｣

A:｢え、ウソ、ヤバいキレイ！！｣

翔:｢こないだ仕事のロケで行ってさぁ。ついでに観光客あんま来ない穴場？みたいなとこ見つけたんだよね。ど？気に入っ…うわっ！ちょっ！！｣

最高すぎやろ！！
ガバッと思わず抱きついてしまったではないか！！

A:｢素敵…ありがとう。私ら、一緒に住んではいるけどデートはあんまできてないもんな……惚れ直したわ…大好き！！｣

翔:｢俺も。｣

何となく甘い雰囲気になって
　
翔ちゃんの大きな瞳をじっと見つめる。

そっと彼の首に手をまわして

私から深いキスを落とす。
　

翔:｢俺、毎日心配なんだよ、本当は。お前が誰かにとられんじゃないかって。｣

A:｢なんでよ笑それはないって。笑｣

翔:｢だってお前、最近えろい……｣

A:｢なっ！！そんなわけないやん///恥ずかしいからやめてーもう///｣

翔:｢ブッ！そんなんで赤くなるか？普通笑お前純情すぎ！ほっとけねぇよ。｣

A:｢翔ちゃん…ほら私を見てみ……翔ちゃんしか見つめてないやろ？………これからもそうやで。翔ちゃん以外見つめられへんねん。｣

翔:｢……////｣

A:｢もう、なに照れてんねん！！可愛すぎ！｣

テレビでは見せない顔に、胸キュンがヤバい！

でも、あんな自信家に見える彼でも不安になることもあるんだな。

普段人には言わない弱音も、私には吐いてくれるんだね。

彼女だから、頼ってくれてる。

私、彼と出会えて良かったな。
　
いつも頼って助けてもらってばっかの私だけど、これからは彼を支えられるように頑張りたい。

広く綺麗な沖縄の海は、私に新たな決心を与えてくれた。