One Step ～彼と私の毎日～S.S (ページ1)

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荷ほどきページ1

無事に受験が終わって、晴れて華の女子大生になれることが決定した3月

入学式の前日

ピンポーン

翔:「…はぁい♪」」

私は今日から大好きな彼と暮らす。

一人暮らしじゃなくて、二人暮らし。

東京で生活する為に必要な自分の荷物は、全てたった三つのダンボール箱の中に収納されて、なんだか空しい。

衣類でしょ、パソコンでしょ、タンスでしょ、机でしょ、ベッドでしょ……

…もちろん嵐関連品も忘れてない。

宝物だもん！優先順位つけるなら1番大事！笑

あとギター、アルバム、あっ、写真のアルバムのことね、それから…

…これで全部かな、もう無いや笑

翔:「大丈夫だった？迷わなかった？」

A:「うん。すっごい綺麗なマンションやなー。」

翔:「そ？笑」

A:「うん。」

翔ちゃんの部屋は1LDKだって聞いてたから、2人で住むと、狭くなるんじゃないかって、ほんのちょっとだけ心配してたんだけど、実際はすごく大きくて、"こんなとこに1人で住んでたのか"ってびっくりした。

翔:「あ、俺の荷物移動させといたからそこの部屋使って？」

そう言いながらさりげなく私の荷物を持って部屋に運んでくれる翔ちゃん。

そんな行動に、やっぱり大人だなって関心してしまう。

大きなダンボールや私のキャリーバッグを軽々と次々に運んでしまう彼の背中は男の人の背中で、胸がときめいて思わず見惚れてしまう。

翔:「フッ笑なにしてんの笑荷物運び終わったよ？箱開けていいの？」

A:「あ、うん。ありがとう。」

箱を開けて運び終わった荷物を少しずつ出して収納していくんだけど……

翔:「ぶっっ！爆笑ねぇ何してんの？さっきから全然進んでねんだけど！笑」

A:「…ムリ。イヤやーーー！！泣」

そう。

私は、片付けが大っっっ嫌いなの笑

そんな私を見て、"ハハハっ！"て爆笑して、

翔:「もーそれ俺やるからいいよ。笑Aは休んでて？」

A:「…わかった。ありがとう！」

そう言ったら、ブフォ！ってまた笑って、テキパキと作業を終わらせていく翔ちゃん。

翔:「ふ～。終わったぜ～いmy honey！」

イケイケな感じで英語を使ってきたから、イケイケな感じで英語で返す。

A:「Oh!Great!Wonderful!I love you my darling!」

翔:「ハハハッ！笑めっちゃ発音いいじゃん！笑」

A:「Oh,really?Thank you！」

ほめられたのが嬉しくて調子にのって翔ちゃんの頬っぺたにキスしたら、翔ちゃんのそこが、ほんのりと色づいた気がした。