【男主】今夜の主役は我々だ！【ｗｒｗｒｄ】 (ページ10)

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第７話ページ10

トントンサイド

今日は街に買い物に来た、と言っても誰かさん達のお菓子を買いに来ただけだけど。

ト「はぁ～…今ごろちゃんと書類やってるかなぁ…どうせグル氏の事だしやってないんだろうけど」

ト(どう足掻いてもため息が出るばかりだ、そろそろ気分を変えないとな…)

ト「…ん？」

商店街のど真ん中がなんか騒がしい…

ト「ちょっと行ってみるか…」

近づいて行くと何やら聞き覚えのある2人の声が聞こえる。嫌な予感しかしない…その予感が的中することなん分かりきっていたけど。

ト「はぁ…」

本日何回目かも分からないため息が出る。

ト「おい、お前らー」

「「？！」」

自分でも分かるような殺気が出てることが分かるが、今は気にしないことにしよう…

パッと2人の事を見ていると自分の前にちょこんと小さめの少年が立っていることに気づく。

貴『すいません…俺は用事があるので、この辺りで…』

少年はそう行って、たたたっと街の奥に消えて行った。

ト「取り敢えずお前らは後で粛清な」

「「は、はい…」」

ト「取り敢えず俺は甘党馬鹿2人の為にお菓子買いに行ってくるから、お前らは書記室で待っとけ。逃げたら分かってるよな…？」

「「は、はいぃ…」

そう言って子犬共は城の方へとそそくさと走っていった

ト「はぁ…取り敢えずパパッと用事済ませて、あいつらの面倒見るかぁ…」

ト(それにしても…)

ト(今さっきの少年、何かある気がするんだよなぁ…)

まぁ、気のせいかな、なんて

ト「さてと、俺も動き出しますか…」

そう呟いて、俺は店の方へと入っていった。