【男主】今夜の主役は我々だ！【ｗｒｗｒｄ】 (ページ26)

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第２２話ページ26

グ「ほう、それは面白い」
貴『やろ？やから俺は言いに来てん。お前を"殺す"つてな！』

そう言った彼はゆっくりとグルッペンに近づいていく。

貴『なぁグルッペン、そこでお前に言いたいことがあるねん』
グ「…なんだ？」
貴『俺は殺すと言ったら確実に殺す。何があっても、俺の役目はただ１つ、お前を殺すこと』

ゆっくりと、ジリジリとグルッペンに近づいて行く。

貴『…だから、お前を殺すためになら、なんだってする、お前の仲間を殺してでも』

グルッペンは何も言わず、ただただいを見つめる。
その彼の顔にはまるで面白いアニメを観ている子供のような顔をして。

貴『やから、１つ、お前に提案をしたいんや』
グ「提案？それはどういうものだ？」
貴『…仲間、仲間や、お前は仲間を何と言う』
グ「仲間か、それは俺にどう言うものであるか、それを聞いているのか？」
貴『あぁそうや、お前にとっての仲間は何や』

少し黙った後でグルッペンはゆっくりと口を開く。

グ「…仲間は仲間、ただそれだけだ。特別な存在であって良いように使うものではない。もし、仲間を使うのであれば、自分で動く。一緒についていってくれると言うのが仲間であろう？」

グ「仲間と言うのは特別な存在だ。一人一人いいところがあれば悪いところもある、それを助け合い、一緒に行動する、そう言ったものなのではないのだろうか」

グ「…そうだな、では逆に聞く、お前にとっての仲間は何だ」

グルッペンはそう言っていに問う。

貴『…俺にとっての仲間は…