第3話 ページ6
んんー!と背伸びをする。
貴『それにしてもあの緑のパーカーさん、凄い強そうやったなぁ…気配も正直あんまり分からんかったし…』
貴『それでも気づけた俺って凄くない??凄いよ!!』
夜の街、人も居なく、いつもは賑わっている商店街も、街灯がチカチカと光っているだけだ。
貴『夜はやっぱりええなぁ…静かで、何もなくて、真っ暗やけど、俺には真っ白や、何もなくて、誰にも見つけられないような、真っ白や』
貴『ハハッ、何言ってるんだろ、俺』
そんなことを呟きながら少年は自分の家に足を運ぶのであった。
貴『ただいまぁー!我が家よ!!』
元気な挨拶をした少年…アイビスは誰も居ない部屋に大きな声でただいまと言った。
勿論、返事が返ってくるわけもない。
貴『なんていうか、寂しいなぁ…まぁ別にいいんやけど』
そう言ってアイビスは部屋の電気をつけ、ソファーに座った。
貴『んー座ったのはいいけど、お腹空いたなぁ…冷蔵庫になんかあったっけ』
パッとアイビスは立つととぼとぼと冷蔵庫の方に向かった。
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作者名:のんの | 作成日時:2018年7月18日 16時