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七日目 ページ4

.



ーーー涙が止まらなかった。



俺は心からそう思ったんだ。








なんで、なんで大ちゃんがこんな目に


合わなくちゃいけないんだ......!!





光「立って、」





ーーいつの間にか、膝折っていた俺に


いつのまにか立っていた光くんが


スタンガンを突きつけて言う。





涼「てっきり、閉じこもるのかと思ったぜ」




光「無駄口だよ、」




ーー冷たい声。


言っちゃなんだが、お前はそうしてるほうが


お前らしいよ。





涼「ーー俺を、ーー処刑するのか」





声がかすれた。


当たり前のことを忘れていた。



死は恐ろしいものなんだ。




恐ろしいものをできる限り薄めて

怖くないようにしていた。





光「ほら、立てって言ってるだろ」





ーーそれは俺がみんなをそうし向かせた


罪がある。




だから、罰を与えられるのは当然か。




ーーならば、と俺は立った。


そして目を閉じて罰が与えられるのを待った。





ーーーー。





極地に追われた身体を温かいものがそっと


優しく、強く包み込む。






ーーあ?





光「.........ちょっとは目が覚めたか。」





そっと離された身体は、刹那の出来事。





ーー待って、今何があったんだーー





「...光くん、大胆ね」




高「...おっと、これは新展開か!?」





光「......切り替われた!?


なら、俺の見解を言うけどこの状況は

明らかに異常!




よく考えろよ!薮ちゃんの時と違って


死体を隠してない!





もし、殺人鬼が朝一に出てきて大ちゃんを


殺したなら、そいつはナイフを持って俺の方に

こないとおかしい!




あんな殺し方をしたのに、血がそこら中に


散らばってない!

明らかにここではない場所で殺されている!




しかも、広間にぶちまけるとか

運営の仕業だ!これまで会場外の死体は


全て死体安置室行きだったから!





これは挑発だよ!俺らに最後の

ひと踊りさせてやろうっていう運営側の!!




お願いだから、しっかりしてくれよ!


ここでお前が折れたら俺ら全員が

崩れてしまうーー!!」




ーー。



光くん。





高木。





A。




全員の真顔は俺を責めてるようにも


すがるようにも見えた。





涼「...すまねぇ。


ちょっとだけ待っててくれ」





光「1分にしてくれ。誰が誰に


飛びつくか分からない状況だ」




本当にどうしようもないゲームだ。


死人を悼する暇もねぇなんて。

七日目→←七日目※グロシーンあり。飛ばしてもOK



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介、ホラー , ゲーム、サスペンス   
作品ジャンル:ホラー
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- すっごく深くまで考えられててすごいとおもいます! 楽しみにしてるので更新頑張ってくださいね! (2017年1月7日 19時) (レス) id: 7efaf54fa7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - 雛菊さん» ありがとうございます!!笑はい、更新頑張りますね!( ´ ▽ ` )ノ引き続き読んでくださると嬉しいです!Twitterフォローありがとうございます!!! (2016年11月16日 23時) (レス) id: ac68b5c335 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - yuuさん» おおー泣(T . T)そう言っていただけるとすごく嬉しいです!!笑はい、引き続き読んでくださると嬉しいです!!笑更新頑張ります! (2016年11月16日 23時) (レス) id: ac68b5c335 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - あんず←オレンジ&Greenさん» ありがとうございます!笑私もホラー大好きなんですよ!!はい、更新頑張りますので引き続き読んでくださると嬉しいです!(T ^ T) (2016年11月16日 23時) (レス) id: ac68b5c335 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 移行おめでとうございます!このお話好きで何回も読み直しちゃいます笑。これからも更新頑張ってください!Twitterフォローさせていただきます◎ (2016年11月14日 3時) (レス) id: 1cf476ed7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年11月6日 1時

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