七日目※グロシーンあり。飛ばしてもOK ページ3
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目が覚めた。
とうとう一度も目覚ましをかけなかったな。
ーー身体の調子は分からなかった。
喉がカラカラで耳鳴りもする。
それがヤバイのかそうでないのか......
ーーそうだ。
俺はなんの判断も出来ていなかったんだ。
俺は部屋を出た。
そして広間へと行った。
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広間の真ん中で大ちゃんが死んでた。
大ちゃんが。
ぐちゃぐちゃで死んでた。
ーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
奇跡だった。
それが大ちゃんだと分かったのは。
ーーだってその遺体は。
もう、遺体じゃなかった。
かろうじて原型を留めた制服。
くるっとした髪の毛。
それと、
『ほら、このネックレスも母さんからもらった
幸運のお守りなんだよ』
ーー床に転がった血まみれのそれが。
涼「 」
俺はそれを拾った。
彼のものに間違いなかった。
涼「 」
俺は絶叫した。
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.
「ーーー」
光「ーーー」
高「ーーー」
後から来た３人は俺が持ち出した何枚もの
シーツを目の当たりにすることになった。
みるみるシーツに血が滲んでいく。
ーーそして、看守が１人減っている。
何が起きたかは明らかだった。
ーー甘かった。
俺は。
完璧に甘すぎた。
昨日あの５人で過ごした時間に
少しぐらいはみんなの通じ合えたと思ってた。
全員が死を受け入れ、
尊厳を伴うものだと思ってた。
違った。
違ったーーーー！！！
殺人鬼は、そんなことこれっぽっちも
考えてなかった！！！
光「ーーー！！」
状況を理解した瞬間、
光くんは看守シェルターに走った。
高木とAは、蒼白な顔で
俺から離れていく。
ああーー、そうか。
俺は気付く。
一番怪しいのは第一発見者の俺。
薮ちゃんの時と同じことだ。
高「ーーー山、ちゃん」
「うそ、ーーーでしょ」
涼「ーー白々しいんだよ！！
この、殺人鬼やろぅぉ！！！」
ーー俺は。
自分の怒りに驚いてた。
自分の涙に驚いてた。
許せない殺し方があるというのも。
「ーー涼介、泣いてる、の」
涼「ーー泣いてるよ。
ーーなんだよ、なんだよこれーー
こんなのかわいそうすぎるだろうがーー」
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柚 - すっごく深くまで考えられててすごいとおもいます! 楽しみにしてるので更新頑張ってくださいね! (2017年1月7日 19時) (
レス) id: 7efaf54fa7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - 雛菊さん» ありがとうございます！！笑はい、更新頑張りますね！( ´ ▽ ` )ﾉ引き続き読んでくださると嬉しいです！Twitterフォローありがとうございます！！！ (2016年11月16日 23時) (レス) id: ac68b5c335 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - yuuさん» おおー泣(T . T)そう言っていただけるとすごく嬉しいです！！笑はい、引き続き読んでくださると嬉しいです！！笑更新頑張ります！ (2016年11月16日 23時) (レス) id: ac68b5c335 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - あんず←オレンジ＆Greenさん» ありがとうございます！笑私もホラー大好きなんですよ！！はい、更新頑張りますので引き続き読んでくださると嬉しいです！(T ^ T) (2016年11月16日 23時) (レス) id: ac68b5c335 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 移行おめでとうございます！このお話好きで何回も読み直しちゃいます笑。これからも更新頑張ってください！Twitterフォローさせていただきます◎ (2016年11月14日 3時) (レス) id: 1cf476ed7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希 | 作成日時：2016年11月6日 1時
