“WELCOME TO PRISON”３(更新再開)

五日目 ページ21

涼「ーー昼飯を作れってか？」





光「料理班の大ちゃんは、今色々あるから

休ませてあげようという考え。



だから、動ける俺たちが作ろうって話」





ここは厨房ーーではなく脱衣所。



倉庫にあった作業台とゴミ箱とかおけば

水が出る分、ここが一番調理しやすい。





まぁ、別に料理は手馴れてるから

別にいいけどよ。





俺らは黙って、自分の担当義務を

果たすことにした。




俺が野菜を切る。

光くんがボウルをかき混ぜる。




光くんが電熱器を用意する。


俺がフライパンで焼く。





光「よし、できた」




料理はグラタン。

ーー結構タフだった。




俺たちは、数日間何も食べてないわけで。


みんなは、それぞれ黙々とご飯を食べていた。








＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊






知念side






ーーご飯は美味しかった。




知「.........」




涼介は、片付けに行ってしまった。





知「ねぇ、大ちゃん」




大「ん、どうしたー？」





ーー大ちゃんとお話し。




知「涼介のこと好きだよね？」





周りのみんなは、ぎょっとしてる。





大「ーーうん、」





だよね。




知「涼介のこと、疑いたくない？」




大「...もちろん、」




だよね。




知「ーー涼介をじんもんしない？」




大「どういうこと？」




だよねーーあれ？




知「？だって、考えても分からないだろ？


だからこのスタンガンでいっぱい叩けば

本当のことを教えてくれると思うんだー」




大「ーー！？」



あれ、？



大「どうしたんだよ、？


さっきはあんなに......」




あんなに...なにかな。


昨日からなにも分からないんだよ？


あ、ーーそんなに警戒しないでよ。





ーーーーーやりにくくなるからさ。





大「うっーーーー」




大ちゃんの頭にスタンガンを当てた。


ーーこうさせてもらったほうがいいだろ？





高「え、ちょっ、知念！？」




裕「ーーやばい、逃げるよ」



「早くっ！！」




ーーあ。

みんな囚人シェルターに逃げちゃった。



まぁ、いいや。


みんなに用はないし。




ーー待ってて涼介。


今すぐそこに行くから。

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