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57話 ワンボーは撫でられるのがお好き? ページ10

この目はまずい。
殺気立ってる!

「二度と動けねぇようにしてやるぜ!」

犬がそう宣言した瞬間、戦闘が始まった。

名前は…ワンボーっていうのか…。
可愛らしい名前だね!

ワンボー ATK 13 DEF 7

*動くものに すぐ興奮する
*趣味:リス など

…とりあえず動くものに反応するということは、分かった。

「ワンボーは、動くものしか見えないって言ってたから、動かない方がいいだろうな。」

「そうだね。でも、それだと戦闘が進まな…」

「一ミリたりとも動くな!」

私がキャラの方を向いて、返事しようとすると、ワンボーが青色の双剣を振り回してきた。
目にも止まらぬ速さで、避けたくても避けれな…いと思ったが、なんと剣が私達をすり抜けていった。

「え!?」

「な、なんだなんだ!?」

フリスクと私は、思わず驚きの声をあげた。

「動かなくて正解だったな。」

キャラの一言に、「そのようだね…」と、内心で頷く。
思わず立ちすくんじゃったけど、それで良かったようだ。

ホッとしていると、フリスクがワンボーに近付き、頭を()でた。

「フ、フリスク!?危ないよ!?」

と、私は慌てたが…ワンボーは、フリスクに攻撃をしてこなかった。
それどころか嬉しそうに、ワンワンと鳴き、時には「なでて!抱いて!」と言いながら、喜びのあまり(?)剣を振り回している。

いや、そこは剣じゃなくて、尻尾振るんじゃ…とも思ったけど、何も言わないでおく。
今がチャンスだと、私達は「見逃す」を選択した。

「ななな、ナデナデされたぜ…動かねえもんにナデナデされたぜ…!ダメだ…ほねっこジャーキーでもキメて落ち着かねぇと!!」

戦闘が終わっても、まだ興奮がおさまらないワンボーは、そう呟きながら慌てて小屋へと引っ込んでいった。
どうやら、ほねっこジャーキーは、ワンボーにとって精神安定剤らしい。

戦闘を終え、ホッとしつつ歩き出すと、吸った後らしい犬用おやつの残骸(ざんがい)があった。
多分、これがほねっこジャーキーだろう。

それを通り過ぎて更に進むと、道端にサンズが立っており、「よぅ、一つ大事な事を教えとくぜ。」と、声をかけられた。

大事な事?なんだろう?と思いながらも、
彼の話に耳を傾ける。

「パピルスは、『スペシャル攻撃』っていう必殺技を持っていてな。あいつはそれを使ってくると思う。」

私はそれを聞いて、少し不安になった。

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作者名:のん猫?? | 作成日時:2021年1月15日 16時

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