検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:15,428 hit

83話 開かない扉 ページ36

一通り飾りを外すと、ギフトロットは悩みの種から解放されたらしく、お礼を口にした。

「ありがとのぅ。お前さんたちのお陰で、頭がずいぶんと軽くなった。」

「ほんと?良かった!」

「どういたしまして!」

フリスクと私は安堵しながら、見逃すコマンドを選択して戦闘を終えた。

「ああ。お前さん達も、イタズラには気をつけてな。」

ギフトロットはそう言って、足取り軽く去って行った。
お役に立てたようで、何よりだ。

その後、そのまま先を進んでいくと、洞窟を発見した。

「お、洞窟だ!」

「ちょっと行ってみよう!」

私達は、好奇心で中に入ってみた。
洞窟の中は、青い光で明るくなっている。
不思議で綺麗なところだなぁ、と思いながら歩いていくと、扉を見つけた。

引っ張ったりして開けようと試みたけど、どう頑張っても開かない。
うーん、入れないか…。
何か条件をクリアしないと入れないやつなのかな、これは?

「開かないね…。」

「うん…。」

がっかりした様子のフリスクに頷きながらも、諦めの悪い私は、どうにかして開けれないかと思いながら辺りを見渡していると、青いキノコが目に入った。
ライトみたいに光っていて綺麗だ。
青い光の正体は、このキノコだったのか。

触ったらどうなるんだろ…と、好奇心の(おもむ)くままキノコに触れてみる。
すると、光が消えた。
もう一度触ってみると、再び光る。
どうやら、光らせたり消したりできるようだ。

ふと、「このキノコの光を全部消したら、扉が開いたりしないかな…?」と思い、全部消してみたりしたけど…開かない。
残念だけど、今は入れないようだ。


ドアをもう1回調べてみても、鍵穴とかもなさそうだ。

「残念だけど、今は入れそうにないみたい。」

「そっかぁ。」

「鍵穴でもあれば入れただろうけど、ないんじゃ仕方ないな。諦めて引き返そう。」

私とフリスクは、がっかりしつつも、キャラの最もな言葉にそうだねと頷き、引き返す事にした。
来た道を戻って行き、最初来た分かれ道のところへ戻り、そのまま右へと進む。

進んだ先には、楕円形(だえんけい)の雪の塊がたくさんあった。
小屋と看板があったので、読んでみた。
「わん」…としか書かれていない。
なんだろう、これは?

84話 がめつい少女→←82話 冗談



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:UNDERTALE , 夢小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のん猫?? | 作成日時:2021年1月15日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。