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68話 癒やしタイム…? ページ21

セーブを終えてから進んでいくと、『犬のけっこんに注意』と書かれてある看板に目が留まる。

けっこんって…
結婚かな?それとも、血痕?
もし後者なら怖いなぁ…。

とにかく、犬モンスターがいるのは間違いないだろうから、気を付けなきゃいけない事は確かだ。

進んでいくと、案の定、犬のモンスターに遭遇し、戦闘になった。
さぁ、分析、分析っと。

…なんか、この状況に少し慣れつつある自分が怖いな。
そして、行動の選択肢がほとんどナデナデって。

名前はレッサードッグというらしく、鎧に、剣と盾も持っていてかなり強そうな感じだ。
それとは不釣り合いに、ふわふわしてて、ポメラニアンみたいな外見をしている。
くうぅ…これがギャップ萌えかッ!

おっと…もだえてる場合じゃない。
分析を続けねば。
えーと…

ATK-12 DEF…2!?

頑丈そうな鎧着て、盾まで持ってるのに、なんでディフェンスがこんなに低いの!?
大丈夫!?
ちょっと心配だよ…。

ちなみに、分析によると、ポメラニアガンという素材で出来た"トガー"を装備しているらしい。

「ハッハッ」

レッサードッグが息を吐きながら、突進してきた。
当然、衝撃と共に、ダメージを受けた。
でも普通の犬みたいに、嬉しそうに顔を舐めてくる。
はぁ…癒やされる…。

「A、大丈夫!?」

「痛いけど、可愛いからOK…ふへへへ…」

心配する二人をよそに、私はだらしなくニヤけながら、そう言って親指を立てた。

「A…顔…。」

「顔がだらしなくニヤけているぞ。」

フリスクとキャラは、若干引きつつ、そう指摘した。
うん、自分でも分かる。
でも可愛いから、しかたないよね!

レッサードッグはというと、首をかしげていた。
可愛い!仕草がいちいち可愛い!

戦闘する気が起きないので、ひとまず撫でてみる。
手を伸ばすと、レッサードッグの首が少し伸びた。
嬉しそうに、尻尾をブンブン振っている。

わん!と鳴いた後、レッサードッグは短剣を振り回してきた。

青攻撃が来たので動かないでいたら、白攻撃に急に変わり、避けようにも間に合わず、ダメージを受けてしまった。
こういうパターンもあるのね…!ひぃ!

ま、HPにまだ余裕はあるからなんとかなるだろうと思いながらレッサードッグに視線をやると、興奮してわんわん吠えていた。

そろそろ逃がせそうな雰囲気ではあるけれど…
私は一つ気になることがあったので、もう少しこの子と遊ぶことにした。

69話 どこまで伸びる?→←67話 優しい罠



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作者名:のん猫?? | 作成日時:2021年1月15日 16時

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